2013年10月6日(日) 14:23
にじみが魅力的
朝夕はずいぶん涼しくなりましたね〜
風邪を引いている学生もポツポツいます。
皆さん気を付けて下さいね。
1回生は今、コラグラフ&ドライポイントに取組んでいます。
今回はドライポイントについてのご紹介をします。
この授業ではドライポイントで使うニードル(針のような銅版画用道具)を
自作します。
釘などの先端を尖らせ、木で挟み込み、麻糸などで縛ります。
使って先端が丸くなればまたヴィーンと削って調整。
銅版はイメージを刻む為の準備が必要です。
切断した角は刷った時にインクがついて、イメージに変な四角い枠がついてしまったり、
紙を破いてしまったり、することがあるので、
金ヤスリで角を削り、バニッシャー・スクレーパー(銅版道具)でキズをならします。
コレでできた銅版の淵のことを<プレートマーク>といいます
2版2色刷を行いますので、イメージを考えて、版分けをします。
ニードルで描画。
筆圧を強くすれば強い線が得られ、
優しく描くと繊細な調子ができます。
ドライポイントは直接、銅版をひっかくいて描くので、
その際にできた、銅の<まくれ>が刷った時に、線がにじんだような表情が生まれます。
インクを描画部分に詰めて、その他の部分は寒冷紗(かたいガーゼ)で拭取ります。
プレス機で、1枚目、2枚目と刷重ねて、完成させます。
こちらは熊谷先生によるデモの様子。
また学生作品ものちのちUPしたいと思います^^