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自己紹介

京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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にじみが魅力的

朝夕はずいぶん涼しくなりましたね〜

風邪を引いている学生もポツポツいます。

皆さん気を付けて下さいね。

1回生は今、コラグラフ&ドライポイントに取組んでいます。

今回はドライポイントについてのご紹介をします。

この授業ではドライポイントで使うニードル(針のような銅版画用道具)を

自作します。

釘などの先端を尖らせ、木で挟み込み、麻糸などで縛ります。

使って先端が丸くなればまたヴィーンと削って調整。

銅版はイメージを刻む為の準備が必要です。

切断した角は刷った時にインクがついて、イメージに変な四角い枠がついてしまったり、

紙を破いてしまったり、することがあるので、

金ヤスリで角を削り、バニッシャー・スクレーパー(銅版道具)でキズをならします。

コレでできた銅版の淵のことを<プレートマーク>といいます

2版2色刷を行いますので、イメージを考えて、版分けをします。

ニードルで描画。

筆圧を強くすれば強い線が得られ、

優しく描くと繊細な調子ができます。

ドライポイントは直接、銅版をひっかくいて描くので、

その際にできた、銅の<まくれ>が刷った時に、線がにじんだような表情が生まれます。

インクを描画部分に詰めて、その他の部分は寒冷紗(かたいガーゼ)で拭取ります。

プレス機で、1枚目、2枚目と刷重ねて、完成させます。

こちらは熊谷先生によるデモの様子。

また学生作品ものちのちUPしたいと思います^^