2013年9月4日(水) 19:23
キリッとした表情
こんにちは。
雨ですね〜、皆さん外出時には気を付けて下さいね
<2回生/銅版画基礎>
凹版の代表格で、1400年半ば頃から登場しました。
銅に凹みをつくり、その部分にインクを詰め、強い圧力をかけて(プレス機)、紙に刷ります。
大きく分けて、直刻法と腐蝕法がある。
まずは銅板を銅版にする作業。
刷りの際に、紙やフェルトを傷つけないように銅板の4辺の角を落としたり、版面の細かな金属のキズをなくすように版を磨き上げる。
今回は腐蝕法を行う為、銅版に防食剤をぬり、ニードル(針)で描画する
(版が茶色ですよね、この茶色いものが防食剤)
腐蝕液の中へいれます
酸によって銅が溶けていきます
(ニードルで描いた部分だけが凹んでいく)
凹みの深さは腐蝕時間などによって変わるので、調整しながらこの作業を行います。
防食剤を洗い落し、インクをのせる。
イメージ以外の部分を寒冷紗や薄紙で拭き取っていきますー
できたら、
刷工程!
紙はインクが紙にしっかりと刷れるように、少し湿らせます。
できばえは如何?
一度刷ったら終わり。ではなく、
さらに描画を加えたり、いらない部分を消したり、
という作業を繰り返して、完成へもっていきます!!!
こういう工程が銅版画独特
紙に刷られた状態。
針を使った表現なので、線描や点描などの繊細な細密表現や、
深い凹みの部分や重なり合った線描の部分は力強い印象です!
2回生ではしていませんが、面の表現や、カラー銅版もできます。
また、今度、上回生の銅版画応用編も紹介しまーす
最終日、合評会の様子