2010年3月2日(火) 17:52
いつもと違う
今日は版の裏表、いつもとひと味違う表現を感じる木版画技法を紹介します。
<裏彫り法>
右の色だけがついた版木を刷ったのですが、刷れたものには模様ができてますよね。
版木には何も彫ったあとがないのに不思議〜◈
なぜでしょう?
表は何もしていませんが裏面にイメージを作ってありました。
版木の裏面を彫刻刀などで彫り、表面に色(インク)をつけ、
プレス機で圧力をかけると彫った部分は圧力が抜け、
インクが紙に写らないという仕組みになっていたのです!!
プレス機で圧力をかけると彫った部分は圧力が抜け、
インクが紙に写らないという仕組みになっていたのです!!
表面にイメージを彫った時と違って
✰彫り跡の輪郭が柔らかくできるのが特徴✰
似たようなやり方で
<針金法>というのもあります。
これは、版木には何も手を入れません。
針金や、金属質のものを使って、イメージを浮かび上がらせる技法。
種も仕掛けもない板の上に
針金などでイメージを作り、それを置きます。
そこへインクをつけた板を重ね、
その上に紙を置き、
更にまたまた種も仕掛けもない板をのせ、プレス機で圧力を加えると、