2009年11月30日(月) 19:31
♢♦最終日♦♢
あっという間に11月最後ですね。
そして、1回生木版基礎、2回生シルクスクリーン,銅版の授業も最終日です▲▼
イコール ✸大合評会✸ です!
その模様は後日お伝えさせて頂きます。
今日は1回生・木版基礎の第2課題、多色摺りの様子をご紹介します。
多色摺り、要するにカラー木版画。
↑<ぼかし摺り>のレクチャー。
ぼかし摺りは、大きく別けて片ぼかし、つけ合わせぼかしがあって、
片ぼかし:ぼかしたい1色と水でグラデーションさせます。
つけ合わせぼかし:ぼかしたい色を2色でグラデーションさせます。片ぼかし以上に気を遣います。
どちらも版木の上でグラデーションには丸刷毛や手刷毛(木版の摺で使う刷毛)を巧みに使い行います。
ぼかしは単色で摺るよりずっと難しいのです。
❖他にも一文字ぼかし、大ぼかし、当て無しぼかし、中段ぼかし、ムラぼかし、などなど
言い方を変えたり、ちょっとした違いがあるようで種類が豊富♕
ぼかし摺の後、最後に主版(イメージの大きな構成を左右する輪郭のような版の事)を摺り上げた直後。
川端先生の版木。
多色の場合、一版で、色分けして摺る事もできますが、(一版多色)
このように、色毎に版を別けて作り、刷り重ねていく場合もよくあります。(多版多色)
中でも色毎に版を別けて製版する事を<分解法>と言います。
主版を基準に色分けして製版する(絵全体に輪郭線がある感じ)場合を<主版法>と言います。浮世絵はコチラになります。
先生の作品も沢山見せてもらいました。
ドライラック(乾燥棚)にいっぱい❂❂❂
この時はまだ色や彫り具合などのテストでもあったと思います。
もしくは完成すると、何枚か同じように摺る(エディション制作)学生もいると思います。
提出作品はまた今度。お楽しみに〜❦