2009年8月20日(木) 19:10
環境を考えて・
○AO入試3日目○
ポリマー版画を行いました。
本日もポリマー版画で使用する材料・機材と技法説明を交えつつご紹介をします▲▲
ポリマー版画とは、版は感光性樹脂板で、紫外線をあてると硬化する特徴をもっています。
イメージは描画フィルム(ダイヤマットなど)に描いたり、直接ものを置いて焼付けることも可能です。
原稿となる↑描画フィルムは半透明で少しザラッとしてます。
そのため、光を通さない黒の絵の具やダーマトグラフ、濃いめの鉛筆、マジック等が使えカッターで描いた所を削ることもできます◎
大学では露光機↑を使って感光させますが、太陽でも大丈夫です●
イメージのフィルムを感光後、
コンタクトスクリーンという特殊なドットで構成されてるスクリーントーンを感光させ、描画の細かな表情が出るようにする。
その後、ハケなどで水洗いをすると、
その後、ハケなどで水洗いをすると、
光の当らなかった部分が水で流れ版面がデコボコしてきます。
スポンジで水切りした後、熱乾燥機に入れて10分ほど乾燥させ、
もう一度、版を硬化させるため光を当てれば製版が◉完成◉
次は刷り
基本は銅版の刷り方法と同じです。
インクも銅版画用インクを使い(奥の缶とチューブ)
スポンジで水切りした後、熱乾燥機に入れて10分ほど乾燥させ、
もう一度、版を硬化させるため光を当てれば製版が◉完成◉
次は刷り
基本は銅版の刷り方法と同じです。
インクも銅版画用インクを使い(奥の缶とチューブ)
インクを版面にゴムベラ(左の黒い四角)等でのせ、
寒冷紗(硬いメッシュ上のガーゼ<インクの下>)で余分なインクを取除き、
ロール紙等(薄手の白い紙)でさらに拭取る。
左のオレンジ色の板がポリマーの版。手前右:水張りテープ
そしてエッチング用プレス機↑を使います。
プレス機にプレートをのせ紙をのせ、フェルトを置き、機械を回し、強い圧力で刷上げます⦿⦿⦿
紙もエッチングに適したもの(ハーネミューレなど)を使用することが多く、
左のオレンジ色の板がポリマーの版。手前右:水張りテープ
そしてエッチング用プレス機↑を使います。
プレス機にプレートをのせ紙をのせ、フェルトを置き、機械を回し、強い圧力で刷上げます⦿⦿⦿
紙もエッチングに適したもの(ハーネミューレなど)を使用することが多く、
刷る前には水で湿らしておく。
できた作品はボードに水張りテープで貼付け乾燥。
ピンッと張ったら作品を切取って★完成★
ピンッと張ったら作品を切取って★完成★
見た目は銅版とよく似ていますが銅版よりも
簡単でスピーディーに凹版・凸版を作ることができます⦿
また、腐食を行わないので環境や人にやさしい版画技法です☆☆☆
また、腐食を行わないので環境や人にやさしい版画技法です☆☆☆