2010年11月8日(月) 22:42
板➩版
2回生/銅版画基礎
まずは版の準備
最初はただの銅の板
そこから銅版にするべく、色々と、板に手を加えていきます☝
まず、
刷った時に紙やフェルトを傷めないように
‘プレートマーク’を作ります。
板の四辺を金ヤスリで斜めに削り、
スクレーパーで金ヤスリでできた大きな傷(バリ)を削り、
バニッシャーでピカピカに磨き上げ、
銅版画特有のイメージの淵にできるくぼみのようなものを作る。(その幅だいたい2〜3mm)
(スクレーパー:削り道具。バニッシャー:磨き道具 この2つがセットになったものをよく使う。)
銅板の荒いキズを取るため&描画し易いよう&刷った時にプレートトーン(銅版画特有の調子)ができる
耐水ペーパー(800〜2000番位)で均一に磨く。
ピカール(金属磨き)で更に磨く。
鏡のようになるまで磨く場合もある。(インクを拭取る時に描画部分以外がキレイに抜ける)
今回授業ではまず《ソフトグラウンド》をしました。
ソフトグラウンド:クレヨンや鉛筆の線などのやわらかい表情を出したり、葉っぱの葉脈等を写し取ったりもできる技法。
銅のプレートの表面全体を蝋を含んだ樹脂による防蝕剤を塗る。エッチングのグラウンドで使う防食剤より軟らかく、粘度もある。
皮ローラーでのばしひく。
乾燥したら描画
トレーシングペーパーや和紙などを通して描く。
描いた部分のグランドが和紙に付着する。
銅がむき出しになれば、そこが腐蝕されるようになる。
できたら腐蝕液の中へ
続きはまた後日