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自己紹介

京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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板➩版

2回生/銅版画基礎
   
まずは版の準備  

最初はただの銅の板
そこから銅版にするべく、色々と、板に手を加えていきます☝
   
まず、

刷った時に紙やフェルトを傷めないように
‘プレートマーク’を作ります。
板の四辺を金ヤスリで斜めに削り、


スクレーパーで金ヤスリでできた大きな傷(バリ)を削り、
バニッシャーでピカピカに磨き上げ、
銅版画特有のイメージの淵にできるくぼみのようなものを作る。(その幅だいたい2〜3mm)

(スクレーパー:削り道具。バニッシャー:磨き道具 この2つがセットになったものをよく使う。)
   

銅板の荒いキズを取るため&描画し易いよう&刷った時にプレートトーン(銅版画特有の調子)ができる
耐水ペーパー(800〜2000番位)で均一に磨く。
ピカール(金属磨き)で更に磨く。

鏡のようになるまで磨く場合もある。(インクを拭取る時に描画部分以外がキレイに抜ける)
   
今回授業ではまず《ソフトグラウンド》をしました。

ソフトグラウンド:レヨンや鉛筆の線などのやわらかい表情を出したり、葉っぱの葉脈等を写し取ったりもできる技法。
銅のプレートの表面全体を蝋を含んだ樹脂による防蝕剤を塗る。エッチングのグラウンドで使う防食剤より軟らかく、粘度もある。


皮ローラーでのばしひく。
    
乾燥したら描画

トレーシングペーパーや和紙などを通して描く。
   

描いた部分のグランドが和紙に付着する。
銅がむき出しになれば、そこが腐蝕されるようになる。
 
 

できたら腐蝕液中へ
   
続きはまた後日