2010年8月31日(火) 19:37
穴が空いている
8月ももう終わり。。。
今日は「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせから、野菜記念日だそうです♤
栄養たっぷりな野菜、おいしいですよね〜♡
夏に負けないよう、たくさんとりましょう!
前期授業でご紹介できなかったものをお届けするシリーズ 其の7
授業というか、
シルクスクリーンを専攻するゼミ生達の制作現場をご紹介★
絵の☌構成中☌
原稿を作る時、フィルムを使ったりします。
原稿はもちろん手で描いたイメージでも、
パソコンによるデジタルイメージでもどちらでも✫OK✫
パソコン処理を刷る場合、
手描きイメージをスキャニングしてからデジタル画像に置き換えたり、
そこから更に手を加えたり、
マウスやペンで、一からパソコン上で作ったり、
いろいろできますよね。
それらを欲しい色の分だけ版を分けます。
イメージを出力したら、流動パラフィンや油で紙を透過させ、イメージがより確実に反応するようにします。
露光機に感光乳剤を塗った紗枠(シルクの繊維の張ってある金属枠<版>)と、原稿をセットし、
光を当てて、イメージを焼付ける。
水洗い
描いた所は光が当たらないので水で流れ落ち、
その他の部分は光に反応し、液体が硬くなって、水では流れません。
乾燥させたら、
刷台にセッティング♙
紙の置く位置はイメージが中央に来るようにすれば言い訳です。
何色も重ねる時は少しややこしくなってきます。
1版目が刷られた紙を置き、
2版目のイメージがズレない位置を合わしていかないといけません。
見当はイメージ側にトンボを付けたりするので、それが合うように。
刷ってる時にいつでも同じ位置に来ないといけないので、
(版画制作では一枚だけ刷ることは滅多になく、何枚か同じ条件で刷るから)
紙位置を決めるのです✚
紗にインクをのせ、
一旦、スキージー(ゴムorウレタン製)で画面全体にインクをのばしてから、
次に上から下へと一気にインクとともにスキージを引きインクを落とすと、
紙にイメージが刷られるのです。
「インクを落とす?」
これは紗は繊維なので細かな目が空いてますよね。その穴にイメージを通して、インクを通し、紙の上に刷るから。
2版、3版、と刷り重ねて
✬完成✬
この絵は、
手描き➢スキャン➢デジタル画像化➣
4色分解(CMYK)➣網点処理
という工程を辿りできたものです。
殆どの印刷物はこの4色分解(CMYK)網点処理がなされています。
雑誌などを虫メガネなどで見ると細かい点が集っているのがわかりますよ〜^^
カラーだと黄、赤、青、黒が重なってます。
ぜひ一度見てみて下さい♞
くどいようですが、
フィルムに直接、黒や遮光性の高い画材で絵を描いたものでも刷れます。