2010年8月9日(月) 20:21
夏休みワークショップ 後編
『へこみ』を作る作業からの続き➤➤➤
銅版画は版画の種類の中で『凹み(へこみ)➢凹版画』になります。
凹みの作り方は幾つかありますが、今回は腐蝕法(ふしょくほう)を行いました。
そしてその中でも〝エッチング〟と言って、線を基本的な表現法とするやり方を体験☆
腐蝕するための液体<薬品(やくひん)>に入れます。
ニードルで描いた鹿の部分は銅板が見えていますね。
その他の焦茶色の部分は腐蝕液に入れた時に銅が溶けないための液体(グランド)が塗られてます。
暫くすると、銅が溶けるので、腐蝕液から出し、<今回は30分以上>
グランドを溶剤(ようざい)で落とす。
こんな感じ☝
続いて
描いた線(銅が溶け、凹みができたところ)にインクを詰めます。
まずは池垣先生のお手本
ひとりでやってみる!
インクをのせただけでは全面にインクがベッチャリなので
描いた線以外(銅が溶けてない部分)のインクを
‘かんれいしゃ’と言う硬いガーゼのようなものと、
うすいの紙で拭取ります。
武蔵先生のサポート
そこまできたら
刷
です!
版をプレス機というとっても強い圧力(あつりょく)が掛かる機械(きかい)の上におき、
湿らせた紙をのせ、
プレス機を回す!!
子ども達にはかなりかたかったと思いますが、ガンバって一人でできました!
お母さんと一緒に⚑⚑⚑
⚡全力(ぜんりょく)⚡
紙をめくると刷れてました♡
他にも
“雁皮刷(がんぴずり)”にも★挑戦(ちょうせん)★
インクを詰めるところまでは同じ。
刷る前に
版をお水の中へ入れ、
そこへ雁皮という和紙を入れ、
版と和紙が合わせて水からすくい上げる。
金魚すくいのよう?でみんな、
興味津々(きょうみしんしん)
余分な水をとり、
和紙に糊(のり)をぬり、さっきと同じようにプレス機で刷ります。
和紙を使うことで、より細かなラインがでたり、和紙の風合いがとってもステキな仕上がりになります✧✧
作品ができたら、
最後に〝額入れ〟
紙を額のサイズにカットして、
サインを書き込み、
✧✦完成(かんせい)✦✧
いっぱいできましたね〜♥
❋初❋体験の感想はどうっだたのかな?
お家に帰ったら、ぜ〜んぶ飾って展覧会(てんらんかい)をゼヒゼヒやってね✿
お友達にもお話ししてね✽
参加された皆さん、
ありがとうございました!
おつかれさまでした!
今回できなかった違う手法の銅版画や、その他、木版画(もくはんが)、シルクスクリーン、リトグラフなどなど
美術館(びじゅつかん)で観たり、
何かの機会(きかい)に試してもらえれば、
またゼンゼン違う版画を感じてもらえるのはないかと思います。
ぜひ✦要チェック✦してください!