ブログ アーカイブ
open all | close all
カテゴリー
open all | close all
ブログロール
自己紹介

京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

SEIKA HANGA BLOG QRコード
携帯から見る
StatPress
Visits today: 0
Total visits: 18623

RSSこのブログのRSS

院生の近況


おぉ〜なんだかバレエのように*✧美しいフォーム✧*

彼女は「雁皮刷り」をしてます。

雁皮刷りとは、
雁皮という非常に薄い和紙に、台紙となる洋紙(ハーネミューレなど)に糊で貼り込んで刷られた作品。

結構難しいので、経験と技が要求されます!!!

この雁皮刷りのメリットは、
1.とっても細かい調子まで拾い上げられる✦✧✦
2.イメージの部分だけ和紙特有の美しい色になり、作品の見栄えがグッと良くなる✦✧✦

特にモノクロの銅版画や木口木版画作品の場合、台紙の白にインクの黒、さらに雁皮の色が一色加わることで作品に膨らみが出る!

その方法の詳細はまた何かの機会にお伝えしたいと思いますが、
とりあえず、
⚑ カ ン タ ン 説明⚑
水を張ったバットにインクを詰めた銅版を入れ、雁皮をその上に浮かせて銅版ですくいとる✯
そこへ糊を薄くひき、普段と同じように刷り上げるというもの

 
先程の美しいフォームは実は雁皮摺とはあんまり関係ないのです。
大きい紙を置くのにあのフォームが良いだけだそうです。

大学院生の合評。


↑融ける作品 

以前からよく登場しているシリコーンにお金が刷られたもの。

今回のはお金が殆ど中に入り込んだままの状態のよーですね。

 

大学院生は特に制作時間が長いのですが、

大学においては制作時間が長い=施設を使う。に必要なもの、それは

【施設使用申請証】 
事業時間外の時間帯に使用する場合に必ずいるのですっ! 

 

担当の先生に許可を得て、警備さんに届けを出さねばなりませんから、

版画コースではこの届けを1週間前までに提出!

と決めております。

学生の皆さん、この事を忘れずに、

機械の扱いや電気などには気を付けて、制作に励んで下さい⚑⚑⚑