2010年5月24日(月) 21:22
平版ができるまで
昨日からの雨がまだ止みませんね〜
大雨警報が出た地域もあり、なんだか今日は学生が若干少なかったような・・・?
みなさん、帰り道は気を付けてください。
2回生/リトグラフ
<4/27>にストーンリトグラフの刷りのご紹介をしました。
本日はアルミ板リトグラフの製版をご紹介します。
えっ!?ストーンではなくアルミ?
と思われますよね?
2つとも基本的工程は同じ。
授業では石版画の実習の後、アルミ板リトグラフの実習をしています。
石版に比べるとアルミは軽くて持ち運びも便利で、大きな版画にも向いてます。
描画を終え、
描画材料が完全に乾燥したのを待ち、
タルク、ラズンを描画した部分になじませ、
アラビアガムを版全体に薄くぬる。
暫くしてからもう一度塗り直し、ガーゼなどで更に薄くのばす。
2時間程放置(より安定した版を作るため)
アラビアガムの層を通してテレピン等で描画材を落とす。
そこへ、チンクタールを薄くのばしひき、
製版の下地のようなもの。
水をかけて、アラビアガムと一緒に余分なチンクタールを落とす。
版面を乾かさないよう、スポンジで版面を常に湿らしながら
❉ 保 湿 命 ❉
製版インクを製版用皮ローラーで盛っていく。
❋早く転がすと余計なインクがローラーに返ってくれます❋
この動きをすると身体が少し熱くなったりします^^
インクがのったら、
版を乾かしタルク、ラズン、アラビアガムをぬり、ガーゼで拭き取り、2時間以上放置。
とにかくリトグラフは“ 放置時間 ”がつきもの。。。
そうしたら刷りに取掛かれます。