2017年7月5日(水) 15:46
4回生がSICFに参加しました!
みなさんこんにちは!
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少し遅くなりましたが、今日は報告ブログです!
5月に開催されたSICF18(第18回 スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)に
版画コース4回生の冨田結衣さん、村岡美結さん、渡辺絵梨奈さんからなるユニット『sss』が参加しました。
ユニット名の『sss』とはSEIKA・SILK SCREEN・SPEEDなどの頭文字から取られているそうです。
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❓SICFとは❓
東京・青山にある複合文化施設、スパイラルが若手作家の発掘・育成・支援を目的として2000年から開催している公募展形式のアートフェスティバルです。
スパイラルホールを舞台に、毎年ゴールデンウィーク期間中、次代を担う新しい才能を紹介しています。
来場者の投票によって決まるオーディエンス賞をはじめ、各審査員賞、準グランプリ、グランプリを授与しています。(SICF HPより)
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搬入前の3人です。左から冨田さん、村岡さん、渡辺さん。
3人はシルクスクリーンゼミに所属していて、普段はそれぞれ個人で作品を作っています。
村岡さんによる声がけの元、ユニットが結成されました!!
今回は共作となるので3人で話し合いながら作品を作りあげていきます。
全員の作風からどのように展開していくのか、試作を重ねていったようです。
版画を学ぶ中で、レイヤーを意識した作品に興味を持っているという共通点などから、支持体に薄い布やアクリル板を用いることになりました。
またレイヤーから発想を広げ、人間の皮膚、皮膜感を連想させるようなモチーフを選び、写真撮影などをしたそうです。
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.布やアクリル板にイメージを刷っていきます。
シルクスクリーンのプロフェッショナル、池垣先生にもアドバイスをいただきながら力を合わせます。
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こうして出来上がった作品はこのように展示されました!
タイトルは『Be blurred』
「ぶれる」 という意味だそうです。
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アクリル板と布に刷ったイメージを重ねることで「モアレ」が生まれ、イメージが変容して見える視覚効果が生まれました。
空間の中に作品を点在させることで軽やかさも感じさせます。
写真の中の男性のポーズ(肩のあたりを指で押している)から展開させ、触覚を意識した立体作品なども展示、
布の端から伸びている紐をドローイングのタッチに見立て、人体の肩のラインを表現したそうです。
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★以下メンバーによる総括★
◎一人では作ることのできない作品が作れたことが新鮮だった。
◎メンバーそれぞれの個性を作品にどう活かすか、アイディアを出しながら話し合ったことが良い経験になった。
◎話し合いを重ねることでメンバーそれぞれの考え方や好きなものに触れることができた。
◎グループによる制作だったので、作品作りを客観的に考える機会になった!
◎正直めっちゃ大変だったけど、良いものを作りたいという一心で頑張った!!
◎展示してみていろんな方に意見をもらうことができたので次に繋げたい!!!!
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誰かと協働で作品を作ることの難しさを経験して、気づいたことや考えたことがそれぞれの作品に還元されると良いですね。
三人とも、お疲れさまでした!
ユニットの次なる活動は未定だそうですが、今回の経験を生かして更にパワーアップすることを期待していますよ!
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