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京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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『2回生の授業風景』カテゴリーの投稿一覧

私は◯◯です。

2回生CG基礎実習では名刺制作をしています⦿

Illustratorを使って作成します。
@黎明館Macルーム
お邪魔した日は名刺ではとても重要なポイントとなる文字の操作と編集についてのレクチャーでした。

カーニング(文字間隔を調整する処理)などを行いました。

文字といっても色々な書体を選べますし、
大きさ太さを調節しスタイルを変えれます。

また日本語と英語では文字のでき方が違うので、その辺りの事も考える必要がありますね。
名前もそうですし、全体のバランスも考えてデザインしていきます。
選び方・作り方次第で印象が変わりますから要チェックです△

左端、名刺の参考。色々なタイプがあります!

モノクロバージョン、カラーバージョン各2種類作ります◆

以前にもお知らせしましたが、この授業は前期後期全く同じ内容で、クラスが半分に分かれCG基礎と写真基礎の授業を受けてます。

スクリーンプリントとも言います。。

2回生は銅版画チームとシルクスクリーンチームに分かれて授業を受けてます。

シルクスクリーンは基本4版種(木版,銅版,石版,孔版)の中の
孔版に分類され、他の3つのよりも新しい版種です。

なぜ<シルク>とついてるかというと
昔は版材となるものがを使っていたからです。
今は絹よりインクの通りが良いテトロン,ナイロンで織られた布を使う事が多い。

まずは版作りからはじめます。
専門の業者に注文する場合もよくありますが、授業ではココから行います⦿

紗張りと言って紗枠(金属フレーム)に紗(テトロン布)を張る事です。

同じ紗で違うイメージにしたい時も洗えば何度か使えます。

紗枠に接着剤を塗布する。
乾燥したら
紗枠の周りにテンショナー(エアーコンプレッサーを使って張りを与える機械)を設置して
紗を置く
<テンショナーではなくヒッパラー(布や紗を引っ張る道具)やペンチでも代用可>

テンショナーで紗を挟み
エアーコンプレッサーをスイッチON★☆

紗が張ったのを確認したら、
溶剤を滲み込ませた布を紗の上から撫でると接着剤が溶かし
紗と紗枠をくってけます。
ドライヤーで乾燥

余分な紗を切り取り、
補強のために
テープで固定したら♫できあがり♫

担当中川 久子先生(非常勤)
よろしくお願いします!

銅の版面は。*美しい*。゜

◇2回生・銅版画基礎が始まってます◇

版の下準備

銅板切った後、プレートマークを作ります
銅板の周りを金ヤスリで斜めに削る

そして版全面をピカール(金属磨き)磨きます*
(時にピカールの前にペーパーヤスリで、銅板の傷を消してから磨くとよりキレイな版になります)

※この磨き作用で顔が映るくらいにしておくと刷りの時、余分なインクを拭取りやすく、描画部分以外がきれいにぬけてくれます。

プレートマーク:刷り上がった時に銅版画の周りに見える少しくぼんだ部分。
丁寧に作れば、イメージをいっそう美しくみせてくれる銅版画特有のものです。

↑みんな一生懸命磨いてますね↑


゜。☆*ピッカピカ*☆。゜

イメージを描く
エッチングの場合、金属に描いたイメージを酸で溶かし、凹んだ所にインクを詰めて刷る腐食法です。
インクをつけたい部分だけを溶かすために最初に版全面にグランド(防蝕剤)を塗ります

イメージをニードル(針)で描いていきます
銅板の色が見える位グランドを剥がすという具合です。

茶色く見えてるところがグランド
右の道具がニードル

担当お二人の先生。
お一人は黒木 美希 先生(非常勤)
よろしくお願いします!

緊張する日

今夜はオリオン座流星群が見れるそーですよっ*☆。゜
夜空を見上げて願いごとをかけましょ!!

2回生・木版チームウォ−タレスリトグラフチーム、ともに展示合評会でした*

展示のためにパネルを立てたり、

どういう展示にすれば作品が栄えるかをみるため、

全員分の作品を並べて左右の幅や高さを決定していき、展示します。
スポットライトの調整もして、いざ合評⦿⦿⦿

一人づつ作品に込めたことなど、プレゼンテーションしていきました。
合評会は友達の考えてた事が聞けるいいチャンス☆でもあります!


先生の意見を聞き、また次の制作に繋げていきます◎

場所:木版画対峰館3F
   ウォ−タレスリトグラフ対峰館2F

期間:今日から28日迄

◆皆さん、ぜひご覧になって下さい◆

▲慣れが必要▼

♢2回生・写真基礎
アナログの一眼レフカメラ使い方と撮影、現像方法を学びます。

モノクロ35mmフィルム撮影→現像→コンタクトプリント(フィルムを印画紙に密着させて原寸プリントしたもの)
→引き伸し→写真集制作という流れです。

彼女達は何をしてるかというと。。。
撮影したフィルムをカメラから取り出すと、フィルム容器(パトローネ)にフィルムが巻き取られてる状態なので、
フィルムピッカー(よくベロ出しと呼んでます)でフィルムを引き出します
最初は難しく何度も挑戦しないフィルムが出てきてくれないのですが、慣れる一度で出てきます!
↑初めてなので苦戦♦♦♦

フィルム現像には、フィルムを現像するための専用の金属容器がいります。
タンクリール○(‘08 8/21のブログがわかりやすいです)
撮影済のフィルムをリールに巻き付け、それをタンクに入れる

この作業はフィルムに光が当たってしまうとせっかく撮影した写真が飛んでしまうので、
真っ暗でないといけませんっ!
そこでダークバックという黒い袋があって、
袋にフィルム・タンク・リ−ル・ハサミをいれ
その中に手を入れて作業します。
完全に真っ暗な部屋でももちろんいいのですが、
手軽なのでこちらを良く使ってます。

みんな一斉にしてますね〜
触感を頼り行います。
これも慣れないとちょっと難しい♦♦♦
ちゃんとできてるか不安♦♦♦でも何だか楽しそうです♢♢♢

彼女は一番乗り?でできたらしく、
片付けをして友達のサポートをしてました◎◎◎

その後タンクの外側の小さな蓋から現像液→停止液→定着液と順番に入れていきます
↑できあがったフィルムをチェック☆
ドキドキ・ワクワクの瞬間
この後、乾燥(機械を使う)したらフィルム現像完了です!
●この授業は選択科目です。クラスがほぼ半分に分かれて受講するようになっていて、
その為、前期にも似た感じでご紹介してます<5/7,7/13etc.>。合わせてご覧頂くとわかりやすかと思います●

ラインが得意☆

体育の日の今日は△2回生ウォ−タレスリトグラフチームの進行状況をご紹介△

木版チームと同じく第1課題の提出があり、第2課題へとコマを進めてます。
第1課題はモノクロ作品でドローイングを元に作品制作をしました。


↑製版時に感光させるイメージをフィルムに描画してます。

前回のブログ(9/14)の製版の後、刷り行程。

油性インク(大豆油脂)をローラーにつけて
版面を転がします。

すると、インクとシリコーンが反発し合い
描いた部分にだけインクがのります。

↑余分部分についちゃった時は修正!

インクがのったら水で湿らせた紙(インクの付きが良いように)を置き、
プレス機で圧力をかけて刷ります。
リトグラフプレス機でもエッチングプレス機でも両方大丈夫です◎

そ〜っとはがします。
「どう?」


モノクロドローイング作品を終え、次回作はどうする?
という事で、担当北野 裕之先生(特認講師)とひとりづつミーティングをしながら
第2課題のカラー作品に取り組むのです!

パソコンを使ったデジタル処理画像のレクチャーも受けてるので
ドローイング+デジタル画像というようなイメージもでてきますね◯


できあがった作品
こんな感じに細いラインやデタ面が得意な版種ともいえます。

◆第1課題提出◆

2回生木版チーム
本日の第1課題提出に向けて制作を進めておりました!
そんな様子です↓


まずは彫り。
一つの絵を仕上げるのに版木を何枚かに分けて構し、順番に摺り重ねる水性多色を制作してます。
ケガしないよーに気をつけて▲▲

摺りのデモンストレーションがありました。
これを踏まえて自作に生かします。

水分量と絵の具量の配分が難しい。。。

単色の部分があったり、
グラデーションにしたり、
同じ版でも色を変えただけでも印象が変わります。
色々試してみて、どれがより良く表現できるか、探っていきます。
木版工房で制作してます
次は第2課題に取りかかります!

◯応用編◯

2回生は先日ご紹介したウォータレスリトグラフ木版画分かれて授業を受けてます。
1回生の時に木版を触ってますが2回生はそのステップアップバージョとなってます☆☆☆
今日はそのレクチャーにお邪魔しました。
水性と油性を学ぶ内のコレ↓は油性凸版

みんなで試し用版木に金ずちで何かの型つけたり、

彫刻刀で彫ったり、でキズをつけたり、テープを貼ったり…
色んなものを使ってどんな風なテクスチャー(物の表面の質感)が出てくるのかをみます。

その次にローラーにインクをつけて
版木に均一に塗れたら
刷ります!

エッチングと同じプレス機です。

横の2つの木は版木と厚みを揃えるためのもの。
<コレは木版ゼミで使ってるものです。>

版を作った時に見えていた感じと刷った後では表情が違います。
「アレはこんな風になるのかぁ」と覗き込んでる図▲

一度目の刷りより2度目はインクが馴染んでより濃く出ます◎

担当坂本 恭子 先生(非常勤)
今年もよろしくお願いします!

△後期始まる△

今日から後期授業開始です!
まず、2回生ウォータレスリトグラフの授業の様子です
簡単に言うと
これは平版の一種で、
アルミ板に感光性(光に反応する)シリコーンが塗ってあるものに
イメージを感光させて
紙に刷るというものです。

版面はフラット(でこぼこがありません)で、描いたように刷れます☆
製版から印刷までがリトグラフより簡単でスピーディーにできます!
しかも!インクが大豆油脂から作ってるものを使用してるのでエコロジーです。

今日はこの技法の製版のレクチャーがありました▲

イメージはフィルムを使います。(写真奥)
露光機を使って感光(光を当てる)。

感光したら薄らイメージが版に写ってますね
これではまだ刷れないのでイメージを版に定着させる作業をします。

まずは保護用の薄いフィルムを剥がし、

現像液パット(左手:学生が持ってる赤い物:ブラシ状になってる)で全体に塗りこむ。

徐々にイメージハッキリと浮かび上がってきます。
わかりやすいようにピンク色の染色剤を使ったりもします。
乾燥したら次は刷り
ウォータレス=水を使わない
という意味ですがその理由は印刷時にあります。これがリトグラフとの大きな差!
それはまた後日ご紹介します。
@2F実験工房

硬さに立ち向かう!

◆未公開写真シリーズ◆
先ほどご案内した二階先生の授業<2回生・木口木版画>の様子です。


丁寧に下準備した木口木版用の版木(授業ではカバの修整材<硬い部分を合わせて作った木材>を使用)にビュランと呼ばれる彫刻刀でイメージを彫ります。

ビュランとっても細いラインを彫りたい時専用の道具木口や銅版で使います。<8/25にUPしてます>

最初はビュランに慣れない上に硬い木は彫りにくいのですが、(女の子はちょっと扱いづらいかも?)
硬さのおかげかなりの細さのや細かなも彫った部分の際が崩れずシャープな仕上がりになります★★
(少し太いラインを作りたい時は彫刻刀の先の細いものを使ったりもします)

油性インクをローラーでのせて

和紙に摺ります。
雁皮紙(繊維が細くて短いので緻密で緊密な紙)に摺る場合もあります。

ベアリングバレン(回転式のスチールボールで圧をかける)などをつかう。

バレン+手を使ったりもします。

様子を見ながらまた彫り進めます。

一度付いたインクを何度か紙にとり、そのあとはガムテープでインクを拭き去ります
ちょっと意外かもしれませんが油性インクにはコレが結構☆有効☆ 

7/24,6/22のブログもあわせてどうぞ>