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京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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『2回生の授業風景』カテゴリーの投稿一覧

Re:Start ☆

今日から2010年、後期が始まりました!
1回生は<コラグラフ>

担当は熊谷誠先生

デモンストレーションが行われました。
   
2回生<シルクスクリーン>

まずはシルクスクリーンの基礎情報を知る。

版となる紗枠の準備
アルミフレームに化学繊維を張るため、あらかじめボンドを塗り、適度な乾燥を待つ。
   
3回生、4回生はゼミ単位の個人制作

後期の制作の方向性などを考えます。   

4回生は卒業制作を控えています。
約3ヶ月後は卒業審査なのですっ!!

4回生のみんな、気を引き締めていきましょう⚡⚡⚡
  
ゼミとは別に松尾惠先生にも制作状況を見てもらいます。

点と線と白黒

昨日は久しぶりの☂大雨☂でしたね〜

前期授業でご紹介できなかったものをお届けするシリーズ 其の13回
2回生/木口木版画


右手前から木口の版木、版画、左奥はペン画
<天地が逆で見にくいかもしれません。。。 ご了承ください>

☖合評会☗

モチーフはいろいろ。
動物、植物、人、不思議な生き物など具象的なものや抽象的なものなど

細かい線や点で構成されたものばかり✧
みんな、作品にかなり✬近寄って鑑賞✬


ペン画のアップ
相当な✫集中力✫がいりますよ〜

⧒木口木版については<7/19>もどうぞ⧒

慎重に❊

前期授業でご紹介できなかったものをお届けするシリーズ 其の11
 
2回生/写真基礎
一眼レフカメラを使ってモノクロ35mmフィルム写真撮影、現像、引き伸し、写真集制作
に取り組みます。
デジタルカメラが主流の昨今では
フィルムの存在は知っていてもこれまで触れる機会がなかった学生が多いです。
もちろん、もう既に使ったことがある!というコもいます。
 
撮影もなかなか苦労する訳ですが、
今回はフィルム現像について… 

彼女の目線の先にあるもの。
それは。。。
 

時計
現像は、全暗でフィルムをリールと言う器具に巻き付け、
タンクという容器に、
薬品(現像➔停止➔定着)➔水を順番に入れて行います。

例えば、
処理には現像液:(前浴:30秒)、現像:最初の30秒を連続攪拌、その後25秒放置、5秒攪拌の繰り返しを5分。
停止液:1分間の連続撹拌。
定着液:1分間の連続撹拌後、55秒放置5秒攪拌を10分繰り返し。
と言った具合に、時計を常に見ておかなければいけない状況なのですっ!!
(現像時間はフィルム・現像液の種類、温度、使用回数、希釈具合により異なる。またこの時間↑はブログ用の目安ですのでご了承下さい)
  
失敗しそうでドキドキ
 

予備水洗などをへて本水洗5分
水洗まで来たらもう安心☺
 
  
薬品

事前に自分達で調合しておきます。

現像液の場合、2種類の粉末を入れて作るのですが、温度や、粉末と水の量などに注意しなければいけません⚡
粉末が完全に溶解するまで撹拌してます☝
 
 
先程の水洗後のフィルムを水切り、

乾燥機

乾燥したら、1本だったフィルムを6コマずつハサミでカットしてフィルムシートに収納⚑⚑⚑
指紋がつかないように気を付けましょう❊
 


シャッターを切った瞬間の撮りたかったイメージは撮れた???
始めは想像より、暗かったり、明るかったり、
光の量がまばらで、きっと思う通りの写真ではないでしょうね〜
 

失敗点を考えたり、何本も撮り重ねていくうちに

ピタッと来る写真がきっと撮れるでしょう

先生と 作品と

前期授業でご紹介できなかったものをお届けするシリーズ 其の9

【版画概論】
☯版画の歴史、技法、作品、作家、などを知る講義の授業☯
長岡先生編

最近は紙造形やオブジェ、インスタレーションなどの作品を制作されることが多いのですが、
先生の銅版画の作品を見せて頂きました♣

展覧会では額装されてるとことも多いのですし、
コレぞとばかりに近くで見てしまいます^^


版も手に取って見せてもらいました。
銅版、真鍮版などの版はその版自体も✧美しい✧

武蔵先生編

リトグラフの歴史
アロイス・ゼネフェルダーという人がリトグラフ(石版画)を発明し、印刷技術の進歩に貢献しました。


武蔵先生の新旧、沢山の作品を見せてもらいました。

リトグラフ、コラグラフ、ポリマー版画、ペインティング・・・
最近では木版画やペーパーワークなどにも✜✜✜

熊谷先生編

銅版画の作品。

先生の作品がどんな版で、どんな行程で成り立っているのかなども教えて頂きました。

版画は、絵を紙に直接描く訳でなく、
版を介して作るものなので、
できあがった作品がどんな版によるものなのか、気になるところです✍✍✍
版を見れるのは嬉しい★

暗い部屋の中で

こんにちは♘
8/25は世界初のインスタントラーメン
“チキンラーメン”
の誕生日だそうです✩版画学生達もきっとお世話になっている事でしょうね^^
暑い夏には冷麺かもしれませんが、茹でた後に冷やすのがちょっとした時間と手間。
もしコレを簡単にできるインスタント冷麺ができたらスゴいですよね!

前期授業でご紹介できなかったものをお届けするシリーズ 其の5

2回生/写真基礎
暗室と呼ばれる、その名も暗い部屋では何が起こっているのでしょうか?
(暗い場所での撮影のため今回はピンボケ写真ばかりですがこんなニュアンスです)

写真のプリント作業です。
フィルムイメージの✛感光✛と✚プリント


コンタクトプリント
フィルムに写ったイメージがどんな風に撮れているか一目瞭然となるもの。

これを見て、大きく引き伸してプリントしたいイメージを選び

引き伸し機にその1カット(フィルム)をセットし、
下に印画紙(感光乳剤が塗られた紙)を置き、
⚡上からを当てる⚡


現像液(薬品)に入れるとじわじわと画像が浮かび上がってきます!
この瞬間が
✧ドッキドキ✧

停止液、定着液と順番にいれ、水洗いしたら
明るい部屋でチェック✩

でも水でボタボタ。。。

乾燥機に入れ

できあがり〜♬

表紙と中身を✳合体✳

◌大学のお盆休みが明けました◌
京都では五山の送り火が過ぎると、そろそろ夏の終わり。
を感じ始めるのですが、今年は猛暑で熱中症のニュースをまだよく聞きます〷〷
☢皆さん、水分&塩分補給を忘れず、気を付けてくださいね☢

前期授業でご紹介できなかったものをお届けするシリーズ 其の3

2回生/ブックアート
折本のとくるみ綴じに取り組みました。
くるみ綴じ:表紙と中身を別々に作り、最後に本体と表紙を糊で合体させる製本様式。

イメージ部分の紙に薄手の別紙が足してあり、

その部分を1枚、1枚、糸でかがっていきます。


できた時にキレイにページが開きます✧


キッチリ合わせておかないとあとで大変なことに。

⚡ガタガタ地獄⚡

《表紙つくり》

好きな布を持参し、厚紙を貼るのですが、その前に裏打ちをしないといけません。
裏打ち:紙や布の裏全面に薄い和紙を糊で貼り合わせて本体を強化すること。
担当は藤井敬子先生

空気が入らないよう、しわにならないよう、
気を配って!
貼れたらブラシ満遍なく叩き


板にテープで固定し、乾燥させる。
この時もテープが四隅にしっかりと貼れてないと途中でベロ〜ンと剥がれて失敗。。。ということに。


色んな表紙の本ができますね〜♡


♦厚紙を貼る♦

サイズやカタチは人それぞれ

表紙と本体(1枚目の見返し)と合体させる✩
見返し:ハードカバーの本の表紙をめくると何も印刷されていない色紙。表紙と中身をつなぎ、その強度を高めるためのものですが、工夫次第で色んな効果が生まれる。


貼り合わせのちょっとした重しに重宝するのがこの
‘ブックプレス’
✦人の手だけでは足りない圧力を描けてくれます✦
それだけでなく他にも使える用途があるのです!またいつか。。。


製本で使う生麩糊
生麩糊:小麦粉からグルテンを取り除いたデンプン。

なんとこの☝生麩糊。藤井先生のお手製!!
生麩粉と水を合わせて一昼夜置き、お鍋でゆっくりと常に撹拌しながら煮る。という手間隙が掛かった代物なのだ!
添加物抜きなので☺安心安全☺

❧先生ありがとうございます❧


製本で一番苦労している姿を見たのはこの合体作業だったかもしれません。
完成作品はまた後日ご紹介✪

その他ブックアートの紹介はコチラでどうぞ!<6/29>,<7/13>

先生方の作品

前期授業でご紹介できなかったものをお届けするシリーズ 其の1
 
《版画概論》
実技ではなく講義にて、様々な版画の歴史、種類、技法、作品、作家、などを知る授業。
また、
普段実技の授業で担当してもらっている非常勤の先生の
作家としての一面を実作品とともに、お話を聞く回も多数あります。貴重ですよね

 

▲池垣先生によるシルクスクリーン講義
  

▲池垣先生、自作を語る
銅版画、銅版石膏刷、ドローイング、オブジェ等など
去年、サバティカルにいかれていたスペインの大学の施設や学生作品等についてもスライドレクチャーして下さいました◎◎◎ 

  

▲山内先生、自作を語る
ペインティング、リトグラフなど

 

▲高橋先生、自作を語る
映像、ペインティング、インスタレーション、シルクスクリーンなど、

若手の先生は学生時代の作品やその頃の話は、より身近に感じられるのではないでしょうか?

合評×2

夏日でしたね〜☀
 
3回生/全体合評会

先日の4回生とは違い、何となくギコチナイ感じ。

それもそのはず、
ゼミに別れてからの全体合評会は⚡初⚡だから。。。

6人もの先生がズラッと並び、マイクでプレゼンとなると緊張します
 
 
その近くの部屋では
2回生/ブックアートの合評

折り本、くるみ製本を制作

中のイメージから
装丁、製本まで、
すべてがオリジナル


定規できちっと測って
糊付けも適度な分量で作るとなるとなかなか難しかったようですが、


達成感はかなりあったようです✧

細かく刻む

梅雨が開け、いいお天気となった今日は<夏のオープンクラス>でした。
普段の授業を一般に公開する日。
沢山の高校生、保護者の方がいらっしゃってました✪
広島、福岡といった遠方から来られてる方も。
版画コースは各学年合評会が近いので焦り気味の学生達だったかも^^
少しは大学の雰囲気をみてもらえたんじゃないかな〜と思います。
どうでしたか?

2回生/木口木版画

<6/17>の続編。

版木にイメージを刻んでいく

ビュランという先の鋭利な刃物で木を彫る。(銅版画で使う場合もアリ)
堅い木なのでホントに細い線や点も作れます✧✧✧
三角刀や丸刀などの彫刻刀も使えますよ☆

彫れたら次は摺(刷り)
油性インクをローラにつけて版木の上を転がしてインクをのせる。
↑担当
二階武宏先生のデモンストレーション

【平圧プレス機】で刷れます。
で擦るのとは違う刷り味になります。
活版刷りにも使うプレス機
ハンガコースにあるコレは、✦✦年代も古くフォルムがカッコイイッ✦✦
ちょっとシンボル的な存在だったりもします

バレンでも摺れます。
細かい箇所はあとから指でこすってイメージを浮かび上がらせたりすることも✭

✫できた作品はまた後日ご紹介します✫

ページをめくると

2回生/ブックアート


本を作ると同時に中身も進行させていきます

アイディアからエスキース(下絵)をし、
徐々に作品へ

ストーリーがあるもよし、

イメージだけで展開していくもよし、


表紙のデザインとイメージに繋がりを持たすコもいます♧
★オオサンショウオの足跡が台紙のデザインと同じ★

百鬼
⁑怖さではなく、ちょっと愛嬌を感じます⁑

手ではなく、❖唇❖
キスマークによるイメージ

ブックアート、中身のイメージ部分担当は
マツモト ヨーコ先生(非常勤)