2008年11月20日(木) 18:57
何をしてるのかというと・・・
ダークバック(袋状の暗室:一切光が入らない状態)の中で、フィルムを取出し、リールに巻付けタンクに入れる。というフィルムを現像するための準備作業をしてます。
地味な写真ですが、この黒い袋の中では失敗すると正確なフィルムを現像ができなくなってしまう重要な作業が行われてます!
道具の紹介は8/21のブログでどうぞ!
『2回生の授業風景』カテゴリーの投稿一覧
2008年11月20日(木) 18:57
ダークバック(袋状の暗室:一切光が入らない状態)の中で、フィルムを取出し、リールに巻付けタンクに入れる。というフィルムを現像するための準備作業をしてます。
地味な写真ですが、この黒い袋の中では失敗すると正確なフィルムを現像ができなくなってしまう重要な作業が行われてます!
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2008年10月24日(金) 16:47
手描きによるシルクスクリーンの基礎を学んでます。
↓製版した後、余分な部分がある場合、目止め液でその部分を覆います。
ドライヤーで液を乾燥させてるところ。
↓まず一版目。精華大学では水性のインクを使ってます。
↓刷り終えたら水洗い→解版<イメージとして定着している感光乳剤(光に反応する液体)を取去る作業>
2008年10月21日(火) 17:43
水なし、木版の後、今度は銅版とシルクスクリーンに分かれて授業が進んでます。
銅版はまずエッチング<銅版技法の1つでラインを使った表現が魅力的。ドライポイントよりもラインを自由に描きやすい>から学びます。
↓銅版を切断するところから始め次に版を磨きます。
↓裏側は腐食液に入れた時の防食のためにシールを貼ります。
↓イメージを描く前に版面にもまずはグランド(防食材)を塗ります。
簡単そうに見えて均一に塗るのは難しいものです。
このグランドが乾くとニードル(針のようなもの)でイメージを描画できます。
イメージができると腐蝕液の中に入れます。ニードルで引っ掻いた部分が腐蝕され、銅に凹みができる。
↓グランドを取り去った後、インクを詰めて(手前の版にはたっぷりインクがついてます)、余分なインクは拭き取り<寒冷紗(固いガーゼのようなもの)やうすい紙を使用>、ようやく刷れます。
2008年10月20日(月) 16:13
『ウォータレスリトグラフ』の授業でできた作品を紹介します。
手描きと写真製版<写真を元に4つ(赤・青・黄・黒)の色に分解して版を作り、それらを順番に刷り重ねる>の作品を作りました。
↑展示は対峰館2Fでやってます。
↓授業最終日に行われた合評会の様子
*ウォータレスリトグラフとは以前紹介した、『水なし平版』のヨコ文字。の言い方です。
2008年10月15日(水) 18:08
昨日行われた2年生木版チームの合評会の様子。
作品の前に立ってプレゼンします!
カラーの水性木版画一点と木口木版一点。
木口は摺り方の違うものを何枚か出してる学生が多かったです。
一週間展示してます。是非観てみて下さい☆
2008年10月7日(火) 18:34
以前紹介した製版作業の後に刷りの行程に入ります。
ここでようやく「水なし」の由来となる話になります。
平版と言えば他にリトグラフがありますが、これは水と油の反発生を利用した方法なので刷りの時には油性インクと水が不可欠です。
しかし水なし平版はシリコン(版)と油(インク)の反発生を利用するので水はいらず、油性インクのついたローラを転がすだけで版にインクをつけることができます。リトグラフに比べると刷り作業の時に描画部分以外に汚れがつきにくいので刷りやすい。インクはエコピュアと呼ばれる専用のものを使います。主成分が大豆油なのでとってもエコロジーです!
●リトグラフと同じプレス機を使います。
版、紙、あて紙、チンパン(合成樹脂の一種)をセットし、スキージ(上に付いてる合成樹脂の道具)に滑りを良くするためにグリス(油)をつけてます。
電動プレス機なのでラクチンです♪
刷れました★
この後も何枚も刷ることができます!
2008年10月1日(水) 19:14
以前にも登場した木口(年輪が見える方)木版画。
今2年生が授業で取り組んでます。
♦ツゲの一本木を使ったもの。非常勤の先生の版です。
とっても細かい調子が作れる事が特徴。
↑この位の大きさになるとかなり希少です!
↓裏はこんな感じ
♦彫り道具♦手前がビュラン。何種類かあって刀が少し太いのは連発刀。一気に何本かの線が彫れます。
それから木口は固いので彫刻刀では彫れません。
♦立っているのが今回版木として使うカバの修整材(部分を集めて成形した物)。大きいサイズは修整材をよく使う。他にもサクラ、ツバキ、リンゴ等もある。
♦専用の道具を使ってビュランを研いでます
2008年9月16日(火) 18:52
後期のリトグラフ基礎授業は水なし平版を学びます。
♦水なし平版:金属プレートに感光性のあるシリコンが塗られた版にイメージを感光させる。シリコンと油の反発性を利用してインクを付けてプレス機を通して刷る。インクは大豆を主成分とした物。イメージは写真製版などを基本に手描きもできます。製版から刷りまでの時間がスピーディで刷りや保存が簡単。
↓製版作業のレクチャー中。
↑保護シートを剥がしてます。
↑↓専用のパットに現像液を付けて製版。
2008年9月15日(月) 19:51
今日から各学年、授業がスタートしました。
1回生は、コラグラフ。
※版の土台となる板状の物(版画コースではアルミプレートを使用)の上に凹凸のあるもの、毛糸・ひも・布・落ち葉など、様々な素材を用い、それらにインクをつけて刷り上げる技法。他の技法と違い基本的には1枚づつしか刷れません。
↓初日などで実践を含んだレクチャーの様子。
2回生は、木版もしくはリトグラフをどちらかを選択する授業です。
リトグラフは前期とは異なる技法を学びます。
↑木版の授業の様子。お二人の先生が担当されます。