『銅版画』カテゴリーの投稿一覧
2010年7月14日(水) 21:58
今日は☔☂大雨☂☔
各地で警報もでてますね。
セイカ大学でもその影響で、本館が浸水したり、色々あって皆さん大変そうでした!
お疲れさまです。
✪帰宅道中お気を付け下さいね✪
昨日の予告通り 4回生/前期末合評会
前回より、大型の作品だったり
組作品などが多くみられたような気がします。
✮夏休み課題も出ました✮
いよいよ卒業制作の作品に向かっていかねばなりませんね!!
夜 ☽・☽・☽
賑やかなプレゼンルーム
長岡ゼミ生の親睦パーリーが開かれてました☆☆☆
交流のトキ。。。
4回生は合評が終わって一段落。という表情。
3回生は合評が来週に迫ってはいますが楽しそう
長岡先生、
何かが降りて来そうです!!
イヤ、もう降りてますね。きっと
本当は‘トンボを呼ぶポーズ’
2010年6月23日(水) 20:37
おや!?
何だかいつもの授業と様子が違いますね
制服です。
本日は✷男山第3中学校 3年生が版画体験に来られました✷
中学生対象のワークショップは✷初✷
ドキドキ
✪サポート隊(院生)✪
体験してもらったのは
《シリコーンドライポイント》
ウォータレスリトグラフ用のプレートを使い、
シリコーン部分を引っ掻くようにイメージをニードルで描画。
(ドライポイント:凹版画の直接法)
描画できたら
大豆油脂インクをローラーでのせて
プレス機で
刷る。
一般的なドライポイントと違って、シリコンプレートを使う事で拭取り作業がいらないので、カンタンなのです!
男山第3中学校3年生の皆さん、
大学での版画体験はいかがでしたか!?
今日はホンの僅かな時間でしたが、☆ありがとうございました☆
これを機にこれまでよりも版画に興味を持ってもらえたらいいなーと思ってます。
いつかまた会えるのを楽しみにしてます✧
2010年5月26日(水) 20:18
明日は4月下旬のような寒さになるそうです。
なんだか季節が行ったり来たりですねー
先日、長岡(銅版)ゼミでは、銅版画工房の使用方法についてのミーティングがありました。
2回生の基礎で多少分かっているとはいえ、
ゼミでは専門的になっていくので、役割分担を決めたりし、工房の管理をします。
熊谷先生(非常勤)が油圧プレス機の説明があったり、
❖エッチングプレス機は大きく2つある。機械式のタイプはハンドルを回してシリンダーを下げ、圧力をかける❖
<腐蝕室>銅板を腐蝕する部屋
腐蝕:塩化第二鉄の酸性により銅を溶かす
4回生から3回生へ伝達事項が色々。。。
<アクアチントボックス専用の小部屋>
アクアチント:面で明暗をつけることで繊細なトーンを表現。
版画は様々な機械や道具、薬品を必要とする場合が多いのですが、
銅版画は特に技法が幾つもあり、
道具も多く、取り扱い方には注意しないといけないことも沢山あります。
↑長岡研究室にて
毎週のようにミーティングがなされてます。
カテゴリー:
3回生,
4回生,
ゼミ,
未分類,
銅版画
2010年3月10日(水) 21:21
<未公開の授業風景シリーズ>
後期・2回生銅版基礎
銅版だけでなく、他の版種でも考えることですが、
特に紙に水分を含ませて刷った場合、
作品を刷り終えると、
紙が水気でふにゃ〜としてしまいます。
そのままでは格好良くないですよね?
そこで必要となるのが ☍水張り☍
刷った直後にまだ水気があればそのまま。
なければもう一度軽く紙を湿らせ、
板に作品を置き、
☉水張りテープ☉(片面に糊が付いていて濡らすの糊成分がでてくる紙テープ)で作品の四辺をはる。
すると、
✦乾燥する時に作品がピンッと張ると言う仕組み✦
季節にもよりますが1日程置けば乾燥し、
カッターで作品部分を切り取れば✧OK✧
ただこの方式だと
作品にくっついたテープ部分を更に切り取らないといけなくなってしまうので、
少しでも紙を切らなくても良い方法があるのです!!
それが
✦袋張り✦
テープを貼る時に、
作品に貼る部分の2/3位まであて紙(↑↓広告紙にしてますね)をあてて貼るというもの。
こうすれば最終的に切り去らなくても良い
紙の部分が少なくなります✩
2010年3月8日(月) 23:46
今日は冷えますね〜☃
あれは2月某日快晴☆
京都精華大学で高大連携ワークショップを開催◎
版画コースでは銅版画の授業を行いました☆
1、2年生を対象とした模擬授業。生徒の皆さん緊張した面持ちです。
刷りのデモンストレーション中。
指導教員は牧野先生
プレス機
稼働中〜!
☆刷り上がりっ☆
生徒の皆さん、すばらしい出来映えでした。
□授業終了□
生徒のみなさん、学生アシスタントのみなさん。お疲れさま!!
2009年12月9日(水) 21:47
2回生/銅版画基礎で行う
アクアチントをご紹介します☝
アクアチント⚐
先表現のエッチングに対して、点の集合によって、繊細な色の濃淡を面的に表現できる 技法。
銅板に面表現したい部分以外をグラウンド(腐食防止剤)を塗り、
松やにを細かくパウダー状にしたもの(これも腐食防止剤)をアクアチントボックスに入れる。
このボックス:
箱の中に松やにの粉を入れ、空圧で粉を舞い上げます。
そこに銅板を入れ、落ちてきた粉を版で受け止め均等に振り掛ける。
ことができるのです☆
❖機械がなくても松やにの粉を布の袋などに入れて、銅版に振りかけてもOK!
何分かこのBOXの中に入れて置き、
次は粉を版の一部とするための作業をします。
版の下から熱で松やにを溶かし定着させる。白い部分が✧松やにパウダー✧が版にただ乗っている状態✦
茶色っぽく見えてる部分は松やにパウダーが溶けた証拠✦
溶けた松やにパウダーが乾燥したら腐蝕する。(腐蝕液の中に銅板を投入)
松やにの粉で作った面には、点と点の間に隙間ができ、そこから剥き出しの銅版が腐蝕され、
サンドペーパーのような面が腐蝕されます。
濃淡は腐蝕の時間で加減します★
⬆こんな感じ⬆
この作品は一版だけではできてはいません。異なる版を重ねてできてます。
授業では4版4色(黄色、赤、青、黒)の多色刷りに取り組みました✧
また、版はエッチングとアクアチントなどを組み合わせてつくってます。
銅版の多色刷りの場合
4版を一気にインクをのせておき、
順番に(だいたい色の薄い順)
そして一気にに刷り重ねて、上のような作品になるのです✪✪✪
だから、こんな風に2.3人分の作品だけでも
ドバッとインク待ち・刷り待ちの版が並んじゃいます。
◭まず黄色を刷ったら紙をのけずに
黄色の版と同じ場所に赤の版をおいて、(イメージがズレないよーに)
黄色が刷れた紙をかぶせて、
プレス機を回し、
次は赤から青に変えて、・・・
という感じに同じ行程を4回行うのです✯
「はぁ〜。やっとできたぁ」
と完成して嬉しい半分お疲れモードなのでした。。。
<10/26-ラインエッチイング>、<11/11-ソフトグラウンド>もどうぞ!
2009年11月11日(水) 20:58
一口に銅版画といっても沢山の技法があります。
今日は2回生・銅版画基礎で行う腐蝕法(銅板を酸で腐蝕させて版を作る方法)を1つご紹介します。
《ソフトグランドエッチング》
ソフトグランド:布目や、葉っぱ等マチエール(材料の事や素材によってつくり出される美術的効果の事)を銅板に転写でき、
鉛筆やボールペンで描いた線を銅版画にできる技法。
ウォーマー(インクや銅板を温める機械)で銅板とソフトグランド(柔らかいなグランド(防蝕剤)技法名と一緒でややこしいですね。専用の物です)を暖めローラーで伸ばしひく。
冷えて乾燥したら銅版にトレーシングペーパー(薄い半透明の紙)をかぶせ、その上から鉛筆でドローイングします。
できたら腐蝕液(塩化第二鉄)の中へ
そ〜っと入れます。
時間は腐蝕液の状態にもよりますがまず10〜20分位入れておきます。
腐蝕できたらグランドを溶剤で取り除く。
あとはインクをぬって
余分なインクを拭取り
湿らせた紙をおいて
プレス機で刷る!
これはラインエッチングの作品でした。
ゴメンナサイ。。。
ソフトグランドの作品はまた後日ご紹介します。
ハードグランド(乾燥して固化すると触ってもべたつかない防蝕剤)を使ったエッチング(<10/26>を併せてどうぞ)より、ソフトグランドが繊細なのでトラブルが起きやすいですが、
慎重に行えば柔らかいタッチの表情がみせれる作品となります。
この授業のもう一人の担当
熊谷 誠先生(非常勤)
コラグラフに引き続き
よろしくお願いします!
2009年10月26日(月) 19:33
◇2回生・銅版画基礎が始まってます◇
版の下準備。
銅板切った後、プレートマークを作ります。
銅板の周りを金ヤスリで斜めに削る。
そして版全面をピカール(金属磨き)で磨きます*
(時にピカールの前にペーパーヤスリで、銅板の傷を消してから磨くとよりキレイな版になります)
※この磨き作用で顔が映るくらいにしておくと刷りの時、余分なインクを拭取りやすく、描画部分以外がきれいにぬけてくれます。
プレートマーク:刷り上がった時に銅版画の周りに見える少しくぼんだ部分。
丁寧に作れば、イメージをいっそう美しくみせてくれる銅版画特有のものです。
↑みんな一生懸命磨いてますね↑