『銅版画』カテゴリーの投稿一覧
2011年3月29日(火) 12:55
東北地方太平洋沖地震で被害にあわれた皆々さん、救援にいかれてる皆さん、
今日も一日も早い復興を目指して、気候的にも精神的にも辛いなか、
沸騰されていると思います。
一日も早く、復旧し、みんなが安心して暮らせる日が来る事を願っています。
先日、版画コースに☆新しい機材がやって来ました☆
コレ⇪
ワクワク^^
ミニプレス機〜!
新しい物を組立てるのって
テンション上がりますよね〜⤴⤴⤴
おぉ!
このサイズ!かわいい♡
先生方も
「いいね〜」と
すぐに人気者になりました♣
でもこのコが活躍するのは少し先になりそうです。
初動の瞬間が楽しみ〜♪
2011年1月14日(金) 03:23
こんにちは。
ちょっと更新ができず失礼しました。
今日はその分を一挙公開しまっす!!
2回生・銅版画基礎<11/8>の続編
腐蝕液(塩化第二鉄)にある程度の時間つけた後
(時間はどの程度の腐食が必要か、場合によって変わります。腐食液の状態、気温、によっても変化する)
取り出すと、
ニードル等で描画したイメージはグランド(防食剤)が剥がれているので、その部分は銅が融けて、凹みができている。
酸化を防ぎ(お醤油をかける)、水洗いし、乾燥。
続けて腐食したり、一部グランドを塗って、腐食時間の差をつける箇所を加えて、更に腐食する事もあります。
または一度、
銅板をウォーマーで温めながらインクを詰める
<版、全体にインクをのせる。凹み部分にしっかり、詰めるように>
寒冷紗で余分なインクを拭き取る
その後、ロール紙で更に拭き取り、
イメージ部分(腐食した部分)にだけインクが詰まっている状態にする。
池垣先生のデモ。
手早い!
最後に銅版の四辺についた余計なインク汚れを拭き去り、
適正に圧力をかけたエッチングプレス機の
プレスベットの上に版を置き、
しっかり水で湿らせた版画紙<ハーネミューレを使用>をおき、
ラシャ、フェルト、(図:白い布)をかぶせ、
ハンドルを回して刷る。
コチラ、池垣先生が海外で購入された銅版を刷ったもの。
繊細な彫刻が施されてますー
各自、自分の作品をよく見て、
加筆したり、修正をしたり、
を繰り返し、
完成にもっていく。
コレは未だ途中段階ですので、
出来上がった作品はまた後日ご紹介します!
http://twitter.com/#!/seikahangaの方もよろしくです★
2010年9月21日(火) 22:17
昨日は【敬老の日】でしたね。
人生の先輩方には、いつもたくさんの事を教えられます。
✼ありがとうございます✼
これからもよろしくお願いします!
1回生/コラグラフ
まずは✱道具作り✱
描画ツールとして、
木に溝を彫り、
釘を入れ、
糸で、固定
グルグルグル
でもまだ
完成ではありません
釘のままでは先が太過ぎます。
先を磨きますっ☆
手動グラインダー
✶・できたぁ・✶
それぞれコレで描画紙、コラグラフ制作を行います。
2010年9月14日(火) 23:18
209とは・・・
対峰館2Fの銅版画&石版画(リトグラフ)専用の工房♙
そこで制作するゼミ生達の様子をご紹介します。
製版作業の一種
彼女は【リフトグラウンド】
という方法の作業途中。
銅版の上にニードルでイメージを描くんではなく、
砂糖水にアクリル絵の具を少し混ぜた物で絵を描き、
グランドを引き、乾燥後水洗いをするとお砂糖水が溶けて、
描画部分の上のグランドが持ち上げられ版面から剥がれることで、その部分が腐蝕できる方法。
かなり専門的なお話ですね^^
彼女、苦戦してます。。。
銅版の刷り作業
イメージを刻んだ銅版にインクをゴムベラや紙ベラ、ローラーでインクをのせる。
寒冷紗でイメージが見えてくる程度まで拭取る
イメージ部分だけにインクが詰まった状態になるまで、
ロール紙やタウンページなどの薄い紙で拭取る。
プレス機に版をのせ、
湿らせた版画紙を置く。
✫凹版(銅版画)ではよくハーネミューレというドイツ製の版画紙を使います✫
<厚みや色、サイズのバリエーションも豊富で質の高い紙の一つ>
その上にフェルトをかぶせ、
ハンドルを回して、刷ります。
かなり強い圧力を掛けてます♆
その隣では、
アルミ板リトグラフの刷りをしている学生。
ゴムやウレタンでできたローラーに油性のインクをつけて、
イメージを描いた部分に均一にインクをのせていきます☄
リトグラフは“水と油の反発性を利用した版種”です。
刷り作業時、
✩版面は常に水で湿らせた状態✩(スポンジを使う)
そこへさっきの油性インクをつけたローラーを転がすと、
クレヨンなどで描いた箇所にだけインクがのります!
それ以外についてしまったら、
スポンジなどで拭取ります。
リトグラフ特有の〝にじみ〟がよくでてます✧✦
⁺キレイですね∗⁺
<解墨>という油分&脂肪分の高い墨で描いたもの。
〝ラヴィ〟と言います。
一見、〝絵〟のように見えるのが特徴に一つで、
✧複製画などにも使用されます✧
化学反応によって版を作るので、
♈版画の種類の中でも、特に体験してみないと分かりにくい版種かもしれませんね♈
できた作品を前に語る二人
2010年9月3日(金) 14:49
前期授業でご紹介できなかったものをお届けするシリーズ 其の9
【版画概論】
☯版画の歴史、技法、作品、作家、などを知る講義の授業☯
長岡先生編
最近は紙造形やオブジェ、インスタレーションなどの作品を制作されることが多いのですが、
先生の銅版画の作品を見せて頂きました♣
展覧会では額装されてるとことも多いのですし、
コレぞとばかりに近くで見てしまいます^^
版も手に取って見せてもらいました。
銅版、真鍮版などの版はその版自体も✧美しい✧
武蔵先生編
リトグラフの歴史
アロイス・ゼネフェルダーという人がリトグラフ(石版画)を発明し、印刷技術の進歩に貢献しました。
武蔵先生の新旧、沢山の作品を見せてもらいました。
リトグラフ、コラグラフ、ポリマー版画、ペインティング・・・
最近では木版画やペーパーワークなどにも✜✜✜
熊谷先生編
銅版画の作品。
先生の作品がどんな版で、どんな行程で成り立っているのかなども教えて頂きました。
版画は、絵を紙に直接描く訳でなく、
版を介して作るものなので、
できあがった作品がどんな版によるものなのか、気になるところです✍✍✍
版を見れるのは嬉しい★
2010年8月18日(水) 22:02
今日は高校野球記念日だそうです⚇
2010 第92回 全国高校野球選手権大会が行われてますね〜
連日、甲子園にて熱戦が繰り広げられ、
彼らの姿には毎年、感動がありますよね✧∗⁺
ガンバレ!高校球児!!
本学はAO 1期 入試 1日目
版画コースのワークショップ試験は<銅版画/凹版>
中でも《ドライポイント》に取組みました。
ドライポイントとは。
銅板に直接に彫るような感覚で描画する凹版技法。
基本的には先端が針のようなニードルと呼ばれる描画道具(ダイヤモンドが付いた針などもある)を使ってイメージを刻んでいく。
エッチングでは腐蝕液を用いて版にへこみ(溝)をつくるのに対し、直接凹みをつくることから「ドライ」
尖った先端をもつ道具「ポイント」で描くので、ドライポイントという。
左:銅板
右手前から4つ:ニードル (先の形が丸かったり、平たかったり、素材が違ったり、何種類もある)
中央2つ:ルーレット (点の集合体が作れる道具)
一番奥:スクレーパーバニッシャー(版を削ったり、磨いたりする際に使用する)
特徴は彫られた線は太さや凹みの深さが均一ではなく、針で描画した部分は銅が押し出され、
‘ささくれ’や、‘まくれ’などが生まれるので、
刷った時にインクが独特の“にじみ”を帯びたタッチになる。
銅版画の基礎として取り上げられることが多い。
手軽で一見、引っ掻くだけの簡単な技法ですが、
描画する際に針が版に引っ掛かるような感じを受けたり、まくれを強く出すために力が必要であったり、
金属のめくれによって刷り上がりが変化するため、
思いの外、描画も刷りも奥が深い☄☄☄
▼作品例▼
Title 踏切
Artist ベルナール・ビュッフェ
Title ドンキホーテ
Artist ワイズバュシュ
明日は2日目、木版画をします。