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自己紹介

京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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『紹介』カテゴリーの投稿一覧

ポリマーの機材

ポリマー版画の様子は何度か出てきてますが今日は使用する機材等を紹介します。
❖露光機
これで版に原稿<イメージ>を焼き付けます。ポリマー版画や水なし平版の製版に使用します。
シルクスクリーンで使う露光機と一緒のものです。

❖乾燥機
製版の行程で焼付けた版を水洗いして乾燥させます。

❖インク達
リトグラフや銅版、水なし平版用インク等が混在してますね。それぞれが使い分けてます。

❖ライトテーブル
色んな用途に使えますが例えばイメージのトレースに必要です。

プレス機はポリマー版画では銅版画と同じ物を使います。

KINO PRINT

「KINO PRINT」は4回生有志(だいたいほぼ全員が参加)によるポートフォリオ<作品集>です。
ハンガコースでは4回生の授業として「キノプリント」に取り組みます。それぞれの専攻する版画技法でのエディション制作(同一の物の複数制作)をし、展示、販売をおこないます。
出来上ると、これ1つで様々な版画技法による作品が観れ、版画ならではのおもしろさが詰まった物になります!
そして、2,3月あたりに京都市内の画廊で展覧会を開催します。
卒業時には参加者全員が1つづつ持つ事になるので卒業記念にもなります。
更にクラスメートの作品はもちろん、専任の先生方や非常勤の先生方の作品が数枚、収められます!!


作品サイズは26.5×26.5(cm)
今年バージョンもでき次第ご紹介します★

次回更新は9/8です。

木版工房で・・・

「KINO PRINT」用作品制作をしている4年生を発見。

彼女の座ってる後にも木版ゼミ4回生のスペースがあります。窓際で気持ちが良さそうですね。

❖顔料ケース
水性木版の場合、顔料と膠<にかわ>(ゼラチン)、水を加えて摺る。

明日は「KINO PRINT」について紹介します⏎

今日から9月です!

ハンガコースで使用する工房・教室以外の施設
❖プレゼンテーションルーム
◎テーブルと椅子だけが置かれていて、日当たりが良くオ−プンなスペースとして多目的に使えるようになってます。
少人数の授業の合評会やミーティング、学生が一時、制作場として使う事もあります。今日はたまたま院生が制作してました。

❖ロッカー
◎一人1個づつ使用可。 

❖多目的室
◎こちらもプレゼンルームと同様、多目的に使える教室。
ここはドアがあるので、授業、合評、ミーティングの他、様々な面談などでも活用しています。

❖その他
◎展示用パネルやビデオ・DVD上映セット、イーゼル、授業物品、
また先生方や卒業生の作品などなどの保管をしている倉庫があります。

♠次回更新は9/1です♠

❖何度か登場ているPCルーム。
◎Windows、Macintoshが5~6台づつ入ってます。
中央にスキャナー、インクジェットプリンター、レーザープリンターがあります。
大学内にはパソコンを自由に使える施設が他にもありますがハンガコースの学生の殆どはココをよく使ってます。
開放時間があるのですが合評前や就職活動、展覧会前になると遅くまで粘る学生が続出します!!

❖資料室
主に非常勤の先生の控え室兼、学生が制作で必要な道具、図書の貸し出し場になってます。
また、だいたいは助手もしくは技術補助員がいます。

❖掲示板
この2つの間に各学年への掲示物が貼り出されます。
他にも展覧会情報や公募情報、就職案内コーナー(掲示板)があります。

♣銅版で使います♣

今日は銅版画で使う施設の一部をの紹介をします。
❖腐蝕室
この容器に腐蝕液(塩化第二鉄)を入れて腐蝕作業を行います。
◎銅版を液体によって腐蝕させ凹みを作ります。<製版>

❖インクを詰める
◎ガラスの台の上がインクを練ったり詰める(塗る)スペースです。
◎真ん中の黒い台はフォーマー。版を暖めます。ここでインクを詰めたりもします。
◎棚や引き出しにインクやインクを拭き取る道具などが入ってます。

❖水湿し場
◎刷る前に紙を湿らせます。インク

❖プレス機
◎昨日ご紹介したリトプレス機とは異なります。
版→紙の上にフェルトが必要です。また、プレスローラーが上下に2つあってその間を通すような感じになります。

リトグラフで使用

今日はリトグラフ「石版画」で使う道具の紹介をします。
❖版 ◎石(=リトの意)もしくは金属板(アルミ板やジンク板)に描画します。
石といっても何でも良いのではなく石灰岩の表面に細かい砂目を立てないといけません。

❖リフター ◎大きなものだと手で運べないのでこれを使います。

❖ローラー(下)とスキージー(上) 
◎ ローラー製版と刷りで必要です。製版ローラーは裏革を巻き付けたもの。刷りのローラーはゴム製やウレタン製のもの等。
◎スキージーは木に革を張ったものと合成樹脂のものがあります。

❖プレス機 圧力をかけて紙に転写します。


◎使用例。圧力をかけてます。

AO入試最終日★

4日目、写真のワークショップです。
最近はデジタルカメラが主流ですが、ハンガコースにはデジタル一眼レフカメラとフィルム一眼レフカメラの両方を持っています。
以前紹介しましたがフィルム一眼レフカメラ<アナログ>のカメラ(写真)の授業があります。
今日はフィルム一眼レフカメラの紹介をします。
❖ハンガコースが持っているフィルム一眼レフカメラーーー Nicon FM10

❖フィルム現像に使う道具
◎(右)リール。完全暗室でこれにフィルムを巻く→→
◎(左)タンク。これに入れて現像する。

❖現像、プリント作業で使う薬品を作る。
◎比率や時間が重要です!!!

❖引き伸し機
◎プリント作業で使う。この機械にもレンズを装着します。
高さを上下さす事でプリントサイズを変える事ができます。

❖乾燥機
◎出来上ったプリントを手前の機械に入れて乾かします。

AO入試3日目☆

今日のワークショップはシルクスクリーンです。
刷りの行程で使う道具を紹介します。
❖薄緑の机が刷台<小さい穴がたくさん穴が開いていて電源を入れると空気で吸引。紙がピッタリくっついてくれる>、
◎紗枠<これが版となりイメージを感光させて定着させます。光を通さなかったところが穴となりインクを紙にのせれる>、
◎スキージ<これで紗枠の中のインクを下の紙に落とす(刷る)>

❖大小たくさんの紗枠があります。
は解版(イメージを消す)すれば何度使う事も可能。

❖壁に付けられた棚。
長さの違うスキージがいっぱい並んでます。

❖インク置き場。
手前のインク台の上にあるのが感光乳剤(光に反応する液体)を入れて紗枠に塗る時に使うバット。

AO入試2日目

今日は午前:紙漉き・午後:木版画です。
木版画というと多くの方が小学校や中学校で経験されていらっしゃると思います。一番馴染みのある版種ではないでしょうか。
日本では浮世絵が有名です。
ここではハンガコースの木版画で使う道具の紹介をします。
❖彫り道具
彫刻刀(右から)切り出し・丸刀<大・小>・三角刀<大・小>・平刀・丸のみ・平のみ

❖彫台
版木を彫る際に滑り止めになり、彫りやすくなる<止め台ともいう>

❖摺り道具
(手前から時計回りに)
見当<紙の中央に摺るために使ったり、多色版の時に活用>、
刷毛<紙を湿す時等に使用>、
バレン<これはディスクバレン。他に竹皮の物など何種類かある>、
丸刷毛<絵の具を版木に刷り込む時に使用>、
小刷毛<丸刷毛と同様。細かい部分に使う>、中央は版木