『紹介』カテゴリーの投稿一覧
2009年1月21日(水) 16:20
ゆるしてやったらどうや展
京都精華大学・一回生有志・学内展
会期:2009年1月27日(火)〜2月1日(日)
※1月28日(水)は入試のため学生は登校禁止となってます※
時間:9:00〜17:00
会場:京都精華大学 対峰館2F T-208教室
地下鉄国際会館3番出口からスクールバスor叡山電鉄 京都精華大前
TEL:075-702-5102
1回生19名による展覧会です。
この展覧会の宣伝のために
ポストカード(上)&フライヤー(下)、
2パターンも作成したという気合いの入りよう。
よろしくお願いします!
2009年1月8日(木) 20:17
連日クイズ形式になってますが・・・↑コレは何だと思いますか?
↓商品表示。
これだけで分かる方は相当な版画通???
院生がマジマジと見ていますね〜
答え:ベランアルシュ ロール 400g 1,230×100M です!!!
要する版画用紙です。
とある場所で、掘り出し物が出たので購入したのですが、買ったのはコースではなく院生!
スゴイ!
たぶん、何人かで分けて使っていくのですが、このボリュームは!
版画コースとしても初めてで、わくわく!そして紙の気迫を感じます!
鉄館に入ってきたアルシュ。私達は100メーター何年で使い切るでしょう?
予想がつきません。
昨日の答え:彼女は石版を専門にしてます。石は自然物なので平版を刷るといってもイメージ面が平らでない事もあります。そうするとキレイに刷れないので石の凸凹を薄い紙で調整しているの図でした。
2009年1月7日(水) 20:14
大学院1回生はグループ展前でみんなせっせと作品制作に励んでます。
2F工房でリトグラフをしてる院生を見つけたので今日は彼↓のしてる制作行程の一部(製版作業)をご紹介します。リトグラフにおいてはかなり重要な行程です!
アルミ板に描かれたイメージは油性分or脂肪分でできた材料で描画されてます。
版は描かれた箇所のみ化学反応を起こします。
描画後、アラビアゴム(アカシヤの木から採れる樹脂)と酸を反応させ
インクの付く部分とインクをはじく部分を作る作業に入ります。
製版前に描いたイメージの上にアラビアゴムを薄く引きのばし、
完全に乾いている事を確認してからスタート。
描画部分をテレピン油などの溶剤で拭き取ります。この時、
その部分にチンクタール(油性分が強く、イメージ部分に強力な油性の膜を作ってくれる)を
薄く塗ります。
チンクタールが乾いたら水で描画部分以外についたチンクタールを下ひいてあったアラビアゴムとともに洗い落とします。
黒いローラが製版ローラー。製版インクをイメージ上に盛っていきます。
この時、常に版面が塗れていないと製版インクが版についてしましますので、隣に塗れたスポンジ(黄色い物)が必須。
速く動かしたりゆっくり動かしたり、結構な運動量です!
すべてに製版インクがのせれたら乾燥させ、ラズン(松ヤニ粉末)タルク、をふりかけ
アラビアゴムを薄く引きのばします。
このあと時間を置き、刷り作業に入ります。
彼女は何をしてるでしょう?
答えは明日。
今日はちょっと専門的になってしまいましたね。
昨日の答え
バレンの滑りが良いように顔の油分をつけています。
潤滑油もありますが多く人が髪の毛や顔の油分を少しつけて摺られます。
2008年12月11日(木) 15:46
ゆだねられてしまいました・・・
今日は昨日、突如あらわれたオレンジ色の物体のお話をしたいと思います。
あの物体はケミカルウッドというもので,樹脂粉末を接着剤で固めた材料です。
で、この機械↓の中で使うのです。切削機と言います。
パソコンで3Dデーターを作成し,切削機に指示を出すと・・・
ウィーンという具合に
中に装着したドリルと台座が動き出し,データ作成した3Dが実物になるのです!
スゴイですね〜!
騒音も特に感じません。
これが思い通りに動き出すまでには色々とあり,時間も掛かりました。先生、ありがとうございます!!
ついに動いた!
という訳で専任の先生方も集まって様子を見ておられました。
ハンガコースでは色んな授業があるのですが,上回生になると授業課題以外に個人制作で、いわゆる”版画”だけでなく、色んな制作・活動をしている学生もいます。3回生の彼はこれからこの技術を使って制作していくのだと思いますが,どんな作品が生まれて来るのでしょう!?楽しみです★
2008年11月21日(金) 16:42
●オフセット●
印刷技術の一つで平版を用いられる事が多いです。鮮明な印刷が可能で、印刷工場で何百,何千枚刷る事も可能ですがココでは人力の方法を紹介します。
まずアルミ板に感光剤を塗ったPS版や金属プレートに感光性のあるシリコンが塗られた水なし平版を版とし、そこにイメージを定着させます。
次にイメージ部分は油分と仲が良い状態なので油性のインクをローラーでのせます。
PS版の場合は水と油の反発性を利用して刷るため、版面を水で湿しながらこの作業を行います。
↑これは水なし平版。
そして版に付けられたインクを、一度ゴムブランケット(ゴム製の円筒型の転写体)などに転写(offset)した後、紙に刷ります。
分かりにくいですがオフセット刷りの大きな特徴は、この版と紙が直接触れない印刷方法です。
↑茶色の円筒型の物がブランケット。イメージが転写されてるのが見えますでしょうか。
↑手前が版で奥が版画。
何枚か版を重ねて出来上った完成品。2年生の作品です。
※水なし平版の技法に関しては9/16,10/7,10/20のブログをどうぞ☆