『木版画』カテゴリーの投稿一覧
2012年6月18日(月) 20:26
とある日の木版画工房…
木版画担当の牧野先生より写真を撮りに来てほしいとのことなので覗いてみると、、
新しく木版ゼミ生となった3回生がゼミ中でした。
この日は、木版画を摺る時に使う見当板を作るゼミの日
見当!?(ケントウ)とは、、、?
多色刷りを摺る際に、紙の位置を決めるために重要なものです。
これが今回作る見当板
カギ見当 ▙ 引きつけ見当 ▃ があるのがわかりますか?
このカギ見当に紙の角を、引きつけ見当に紙の端をあわせると、何枚も同じ箇所にイメージを刷り重ねることができます!
カギ見当と引きつけ見当のスタイルは日本独自のスタイルで、
浮世絵が何版もの色版を重ねることができたのはこのスタイルの見当が発明されたからなんです。
板に切断するところの目印をつけます☝
しっかりと正確な線でないと歪んでしまうので慎重に…
板を机に固定したら不要な部分を切り落とす☝
切断面が滑らかになるようにヤスリをかける☝
誰の見当板わかるようにオリジナルサインを入れて!
完成!!オリジナル見当板できあがりました!木版ゼミ3回生のみんなです!
これから2年間このオリジナル見当板とともに制作をしてゆくんですね。。
どんな作品が出来上がってくるのか楽しみです。木版ゼミ3回生のみんな制作がんばってくださいね〜!
2012年4月12日(木) 19:04
やっと、桜も満開!!春らしくなって参りました。
始まりました!2012年度前期授業
先週入学したばかりの新入生の教室を覗いてみると、、、
初日
緊張した空気のなかで自画像デッサン✎✎
みんな緊張した面持ちです
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2日目
版木を彫る!!!
初日に描いた自画像をもとに木版画を制作
刷る!!
刷れた!!
どうですか?と
(早くもムードメーカー柳くん そっくり!!)
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3日目
2版目の版 カラーです!!
一回生の授業 とても早いペースでの制作です!!
2012年2月13日(月) 21:01
卒業生 本田このみさん 個展の案内です。
案内カードのスポットライトのフォントデザインがとてもかわいいです!
箔押しの金を使用した印刷が効いています✧✧
スポットライト
本田このみ 木版画展
2012年2月14日(火)- 2月19日(日)
12:00〜19:00(日曜日は17:00まで)
「スポットライトを当ててみたいと思いました。
歴史的ニュースや進歩の後ろに隠れている何気ない背景や
大きな世界の小さな一部分がいつも気になります。
今回は、そんな『誰も気にしないような小さな点』をテーマに制作しました。
作品を通して、新たな視点を発見して頂ければ嬉しいです。」(本田このみ)
ギャラリーモーニング
605-0034 京都市東山区三条通白川橋東入四丁目中之町207番地
http://gallerymorningkyoto.com/2012exhibition/hondakonomi2012.html
案内をもって資料室へ遊びに来てくれました!!
京都精華大学の卒業制作展と同じ会期です。
京都市美術館からも近いので、卒業制作とあわせてぜひ足をお運び下さい。
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2012年2月13日(月) 20:17
非常勤講師 坂本恭子先生の個展のお知らせです。
坂本恭子木版画展
静かな時間の中で
2012年2月(木)- 14日(火)
11:00〜18:00 水曜休 最終日16:00まで
あとりえ05の小さなギャラリー
河原町姉小路西入ル
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非常勤講師 川端千絵先生の個展のお知らせです。
川端千絵の木版画展
透明感のある色彩と水の流れのような潤い
2012年2月23日(木)- 3月6日(火)
11:00〜18:00 水曜休 最終日16:00まで
あとりえ05の小さなギャラリー
河原町姉小路西入ル
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2011年11月23日(水) 13:34
先日、精華大学内ギャラリーフロールにて開催されていたSEIKA×TAMABI版画交流展。
関連イベントとして、多摩美術大学の小林先生、古谷先生に現代木版画技法のレクチャーをしていただきました。
古谷先生の現代木版画技法のレクチャーの様子。
今回は水性絵具と油性絵具を使用した版表現について説明をしていただきました。
沢山のテストピースを見せてくれました!
伝統的な木版画だけではなく、ニスやジェッソといった盛り上げ材を板に付着させる事によって、複雑なマチエールを表現しています。
続いて小林先生のレクチャーの様子。
小林先生は、木口木版画という木を輪切りにして乾燥させた堅い版木を使用し、特殊な彫刻刀[ヴュラン]を使い細かな線の彫りを行います。
日本では雁皮紙(がんぴし)という薄い和紙に摺ります。
薄い雁皮紙に摺りあげた作品を、厚い紙に貼り合わせる[裏打ち]を説明していただきました。
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そして…!!!
先生方のレクチャーの後、ギャラリーフロール前でいよいよ ☆オープニングレセプション ☆
精華、多摩美の版画コース生が仲良くお話中。良い交流の場となりました。
オープニングの途中で ☆記念 撮影☆
交流展に相応しく沢山の院生、学部生が集まりました。
版画コース交流展を終えて
沢山の方々に大学生と教員による[版画作品]を見ていただく機会に恵まれ、大変うれしく思います。
見に来ていただいた方々にお礼の言葉とともに、今後も版画に興味を持ちつづけていただければ幸いです。
みなさんも版画を体験してみよう!
来年も版画コースではオープンキャンパス等、[版画]を体験できるワークョップが沢山あります。
是非お誘い合わせの上、精華大学版画コースにおいで下さい★〜☆
2011年11月15日(火) 21:06
冷え込みも本格化してきましたね…
さて、今日は、
とある日の版画コース資料室。。
iPADを囲んで先生方が盛り上がっていらっしゃいました。
何の話題で盛り上がっていたかというと、、
iPhone/iPad のアプリ『版画』
彫刻刀で版木を彫ったようなリアルな木版画を作ることが楽しめるアプリ
力の入れ加減で、浅く深く彫る 強く弱く摺ることができたり、
彫刻刀やバレンの動きが忠実に画面に反映されてゆきます!
資料室へ遊びに来ていた学生も楽しそうです!
モクモクとiPADに向かう二階先生と北野先生。
牧野先生お得意のぴよちゃんもあっという間に!
このアプリは、東京大学発のベンチャーフィジオス(東京都文京区)が開発したもので、
物理シミュレーション技術が活用されているようです。
☞ http://www.phyzios.com/
先月、このフィジオスが開催したiPADを使用したデジタル版画教室に、
二階先生が講師として参加されていたそうなんです!(すごいですね)
という訳で、版画コースでも二階先生にご指導いただき大盛況だったのです。
精華大学版画コースの教員一同を虜にしたこのアプリ、みなさまもぜひお試し下さい!!!
2011年10月17日(月) 22:15
先日、伝統木版画摺師をされている卒業生平井恭子さんにきていただき、
浮世絵を一作品摺り上げる工程を見せていただくワークショップをしていただきました。
平井恭子さんは版画コースの6期生です。(今の1年生は25期生)
卒業後14年間も伝統木版画摺り工房 佐藤木版画工房に所属され、国内外で活躍されています。
先日も、タイ、ミャンマーで木版画摺りのデモンストレーションをされてこられたようです!!
女性の摺師さんはとても少なく、京都でも3人しかいないようです。
道具を紹介してくださっているところ
浮世絵は、たくさんの版が重なって出来上がっています。
分かりやすいように足していく版のみを摺ったものもご用意いただきました。(☝右)
ひとつの版でも、①全面を均一にする→②ぼかしをかけて摺る
といったように、とても繊細にイメージが摺り上げられてゆきます。
北川歌麿の美人画『北國五色墨・切の娘』を摺ってくださいました。
表情のある美人画を摺るのは特に難しいとのことで、
同じ版木を使用しても摺る人によって全く違うものができあがるそうです。
技術を習得する為には長い年月が必要とのこと…
普段使われている水桶や筆、バレン、重石などもこの日の為に持って来てくださいました。
この手前の銅製水桶は、あいた穴をついで使われていたり、道具ひとつにしてもとても大切に使われていました。
ワークショップの後は学生たちから質問がたくさん
普段どのように摺っているのか とか
浮世絵のエディションはどうなっているのか とか
印象的だったのが、
昔に摺られたものをみて、学ぶことはありますか?という質問に
『学ぶところはあるけれども、全く同じに摺っている訳ではないんです。
現在に求められているイメージに摺り上げています。でも、摺師の個性を出してはいけない。
伝統ってその時代に求められているものによって日々進化していっている。』
興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。
平井さん貴重な時間をどうもありがとうございました。
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講義
2011年9月27日(火) 18:06
☁☁卒業生ワークショップのお知らせ☁☁
現在、京都の佐藤木版画工房に所属し、海外でも伝統的な木版画摺りのデモンストレーションを行うなどの
活躍をされている卒業生平井恭子さんにお越しいただくことになりました。
伝統的な浮世絵を摺るデモンストレーションをしていただいたり、普段のお仕事のお話などもしていただきます。
また、浮世絵などの貴重な資料や、普段使われている道具なども見せていただけるとのことですので、ぜひ参加されてください!
当日、精華大学では、オープンクラスの日ですので、一般の方もお気軽にお越し下さい。
10月10日(月・祝)13:00-16:00
対峰館3F 木版画工房T-311
2011年6月27日(月) 20:15
先日、京都市国際交流会館にて、木版画水性凹版摺り技法のレクチャーが行なわれました。
水性凹版技法は、20数年前に開発され、これまでプレス機で刷ることが基本でした。
牧野先生が、バレン摺りでの研究を進めており、今回は、その説明とデモンストレーションが行なわれたのでした。
水性凹版摺り技法のワークショップ
作品を見せながら凹版法の説明中
ホワイトボードで原理説明中
自作を語る
版木の解説
精華版画コースのトゥーラ先生が翻訳 Tシャツに注目☜
インクをかきとる!
!!!牧野先生の大学院時代の留学生もいらしていました!!!
12年ぶりの再会らしいです!
◌◍●◌◍●制作を続けていて、また巡り会えるというのはステキですよね◌◍●◌◍●
2011年6月22日(水) 14:05
先日の、ギャラリー恵風での牧野先生の個展で…
なんと!アメリカの教育テレビからのインタビューがありました!
日本の木版画についてと、先生が研究している水性摺り凹版技法を説明され、
今後の木版画の発展についてや、版画世界について話されていました。
撮影準備中
画像チェック ちょっと緊張した面持ちの牧野先生…
打ち合わせ中
いよいよ撮影開始
音声チェック中、アイウエオ〜♬
木版画の版木について説明中
木版画を語る
全米放映の予定!!
後日、インタビューのDVDが版画コース資料室に届くようです!
楽しみですね✰