『木版画』カテゴリーの投稿一覧
2013年11月19日(火) 20:26
秋晴れのきれいな日が続きますね
精華大学内の木々も色づき見頃を迎えています
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さて、今日は1回生の木版画基礎の様子をお届けします
木版画といえば皆さん小学校や中学校で体験したことありますよね?
自宅で摺ることができるので、年賀状を木版で作っている人も多いのでは?
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まずは版木を彫ります
彫りやすいように版木にうっすらと色を塗って
彫ったところと彫ってないところが分かりやすいようにしています☝
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摺ります!
見当板を使うと同じ位置に紙を置けます☝
何度か摺ってみて自分のイメージに近づけるよう墨の量や摺り方を考えます
摺った後に様子をみて、足りないところは彫り進めます
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こちらは
かすれてしまうとのことで牧野先生から摺り方を教えていただく
手前のものが最初に摺ったもの
同じ版木でも摺り方でこんなに差が出ます!
単色刷りの次は多色刷りです また様子をお届けしますね
お楽しみに!
2013年11月18日(月) 22:06
木版ゼミ3回生の様子をお届け!
今回も版画道具をなんでも作ってみよう!
今日の手作りは 見当板!!
見当板とは、沢山の版を一枚の紙に摺とるために欠かせない道具
材料の板が薄いので2枚あわせて見当板の厚さにあわせます
ギュッと挟んでテープで仮止め★
L字型にジグソーで加工中!
仕上げで 裏に 彫りサイン
見当板の完成!
ちょっとL字加工されているのがポイントです!
これで大きな〜小さな版画に使えます
2013年11月7日(木) 19:00
今日は先月末に行われてた牧野先生のお誕生日会の様子をお届けします❄✸
木野祭準備日の前夜✹❄✸✴✶
(牧野先生のお誕生日は10月31日木野祭準備のため休講の日でした)
プレゼンテーションルームでは木版画ゼミ生お手製の料理やケーキが並んでいました
武蔵先生や池垣先生、北野先生、岸先生も揃ってほっこりと和やかな会
この日の主役 牧野先生!!!
ゼミ生からプレゼントの帽子がお似合いです
手作りの木のお箸のプレゼント!
さすが木版画ゼミ生 木の彫りがお得意です!!??
そして、サプライズで用意されていたメッセージブック
中はゼミ生が木版でメッセージを!
ケーキにはお馴染みのピヨちゃん
ゼミ生からの愛情たっぷり 素敵なお誕生日会でした
牧野先生 お誕生日おめでとうございます
より素敵な歳となりますように…✹✴✸
2013年10月22日(火) 19:47
木ゼミ3回生 何でも手作りワークショップ☆
後期に入り、本格的にゼミをスタートした3回生
木版ゼミでは版画作品を制作するために必要な道具を
だいたい 何でも手作りする! ワークショップを行っています
今回は、手作りカーボン紙 です ★★
鉛筆を使ったものと、ベンガラと呼ばれる赤い粉を使用したもの
また油脂を使用した本格的なカーボン紙も作ってみました
左が鉛筆を使用した写し紙 右はベンガラを使用した写し紙を製作中
結構 簡単なのです
油脂を使用したカーボン紙制作☆ 今回は蜜蝋と青い顔料を使って作りました
カーボン紙の完成!!
鉛筆カーボン紙(黒) ベンガラカーボン紙(赤) 油脂カーボン紙(青) の3種類が完成!!!
すこしづつ木版画道具が揃ってきた木ゼミ3回生。これから制作がんばろう☆
2013年10月8日(火) 17:56
木ゼミ4回生 息抜きワークショップ★
4回生も後期に入り、いよいよ卒業制作展に向けて本格的に作品制作に入ります。
そんな中、ちょっと息抜きで普段使用している道具を作ってみました。
木版画 に使用する 運び棒 を制作。
運び棒とは、絵の具を木版に運ぶ ための道具です。
木の棒にバレンを張った余りの 竹皮 を使用して巻き付けていきます!
巻き付けたら、竹皮の部分を木槌で叩いたり、針で裂いたりして ホウキ の形にしていきます。
小さくてかわいいホウキ型運び棒がたくさんできました★
2013年8月18日(日) 14:02
牧野先生と卒業生達の展覧会のご案内です。
ハンガコースを卒業し、他大学の大学院へ進学した学生や、働きながら制作活動をしている人など、
ぜひご覧下さい!
60周年記念 画廊企画
新鋭木版画作家展
牧野浩紀、井本麻衣、本田このみ、西田桃子、川村紗耶佳、ニエトアルベルト、平田彩乃
2013年8月19日(月)〜24日(土)
養清堂画廊
住所:東京都中央区銀座5-5-15
電話番号:03-3571-1312
営業時間:11:00-19:00 最終日-17:00
休み 日・祝祭
URL:http://www.yoseido.com/index_J.html
オープニングパーティー:8月19日(月)16:30~18:30
2013年4月23日(火) 21:16
新年度が始まり、あっという間に4月も末になりましたね〜
フレッシュな新入生の授業の様子をお届けします
タイトルになっている『キアロスクーロ』って何でしょう?
キアロスクーロ(Chiaroscuro)はイタリア語で「明暗」という意味。
それを用いた技法で日本語では「明暗法」になります。
この言葉はいろいろな意味で使われますが、版画コースでは
キアロスクーロ木版画(Chiaroscuro woodcuts)をします。
違う色のための版木を幾つか、色毎に制作し、擦り重ねます。
牧野先生のデモンストレーション^^
今回は2版で行います。この版では青と黒ですね
まず、一版目を制作、刷ります。
版木は彫った所が分かり易いように事前に色を付けます
こんな感じ。
まずは単色で刷ります!
次にどこに明暗をつけるか考えつつ、
別の紙に刷った物をもう一つの版木に転写する(版木と刷った紙を密着させると写ります)。
それをもとに、明暗となる部分を彫ります。
できたら、
両方の版木にそれぞれ違う色のインクをローラーでのせて、
明るい色の方からプレス機で刷ります。
二枚目に濃い色
仕上りは↓↓↓↓↓↓
いっぱい刷れましたね〜^^
どれが一番のお気に入り〜?
1回生全員の作品を対峰館2Fで展示しますので、是非見に来て下さい!
ちなみに、
他にもドローイングやデッサンなども展示します!!
2013年1月7日(月) 20:07
新年おめでとうございます❒
本年もどうぞよろしくお願いいたします❍
本日より授業が始まりました
寒さに負けずがんばっていきたいです!!
さて、年始初めにご紹介するのは
1回生木版画基礎の授業
ちょうどこの日は水性木版画の極意といっても過言ではない
『ぼかし』のデモンストレーションの日でした
担当は 川端千絵先生
まずは二色をグラデーションさせるつけ合わせぼかし
色の配分を決めて版木に絵の具をのせてゆきます
刷毛に絵の具を馴染ませながらきれいなグラデーションになるように!
刷り上がりに歓声!!笑
さて次は 一文字ぼかし
色一色と水(正確には水で溶いた糊)のグラデーション
ぼかしは刷毛の使い方がポイント☝
丸刷毛を傾けて使っているのわかりますか
きれいなぼかしをつくるには
少しづつ刷毛に絵の具を含ませて、小刻みに平行に動かしていくのがポイント☝
あっという間に2種類のぼかしが完成!
他にもあてなしぼかしという版の上で、刷毛の動かし方によってグラデーションをつくる方法のデモもありました
川端先生の作品
上の写真の作品に使われている実際の版(あてなしぼかしで刷られています!)
目の前で刷り重ねられ出来上がっていく作品を前にして
1回生達のまなざしがギラギラと輝いていました
他にもたくさんの作品を持ってきていただきました!
2012年9月25日(火) 15:18
とある日の木版画工房…
4回生木版画ゼミ生と木版画担当の牧野先生
にっこりとたくましい出で立ちです。
何をしているかというと…
ゼミで木口木版用の版木を作っているところでした。
木口木版とは…?
輪切りにした切り口(木口)を版面とし、版木には黄楊(つげ)や椿(つばき)等の堅い木が使われます。
堅い版材に鋭い線を刻むことのできるビュランやニードルによって彫版するので繊細で精密な表現が可能です。
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主に木口木版で制作をされている二階先生の版
少しわかりづらいかもしれませんが、とても繊細な線が刻まれています。
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さて、
チェンソー初体験!
まっすぐに切り落とせるように気を遣います。
みんな自分専用の版木を手にして!!
恒例の木版ゼミ生集合写真!!
自分で切出した木で制作する木口木版 どのような作品になるのでしょうか
楽しみですね!
2012年9月24日(月) 13:54
2011年 川上澄生木版画大賞で大賞を受賞した木版画家、渡邊加奈子さんのレクチャーを行います。
渡邊さんは水性木版を主に制作活動をされています。
今回は、自作を中心とした解説、作品鑑賞等をしていただく予定です。
ぜひ参加して下さい!
9月28日(金)15:00-16:40
※14:45分に木版画工房集合。
精華大学内 対峰館3F 木版画工房にて行います。
参加対象:版画コース全学年
鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞受賞作品「paper girl」
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現在、渡邊さんの個展が京都で開催中です。
こちらもあわせて足を運んでください。
渡邊加奈子展
2012.9.14(金)~9.30(日)
11:00~19:00(最終日は~17:00)
[水・木定休]
京都・アートゾーン神楽岡
〒606-8311 京都府京都市左京区吉田神楽岡町4
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