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京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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『木版画』カテゴリーの投稿一覧

3回生と交換留学生

新学期がスタートし、気づけばもう5月もあと少しで終わり・・!

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3回生の授業の様子をお伝えします☀︎
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3回生は月、火と自由制作をしています。
自分の好きな表現方法を用い制作に励んでます。
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版画には、 シルクスクリーン、木版画、写真、銅版画、リトグラフなど
さまざまな技法があります。
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2回生の基礎の授業で一連の技法を体験します。
3回生は、2回生で学んだ技法のなかから興味のある技法を選び、
より専門的に学んでいきます。
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先生とつくりたいイメージのこと、
どの版種を使うかなどなど、相談しながら制作を進めていきます。
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彼女はキャンバスにシルクスクリーンを刷っていました。
通常のシルクスクリーンとモノタイプを重ねて制作します。
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そして!
ドイツ、オランダ、韓国からの交換留学生が3名、版画専攻に来ています。
一昨年も昨年も、交換留学生の受け入れがストップしていたので
数年ぶりの留学生。みんなとてもパワフルです!
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彼は普段は写真の作品を制作しています。
今回は大きいシルクスクリーンにチャレンジ!!
(たまたま通りがかった体幹の小出先生が助けてくれました)
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3回生の中間発表会の様子。
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作品を机に並べて、学生同士質問をしあったり、とても良い雰囲気で行われていました。
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6月頭に1Q最終の合評会が控えています。
完成した作品を見るのが楽しみです〜!

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また、3回生の授業では
応用の木版画技法のデモも行われています。
ニスを使った製版や、木版画凹版などなど。
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上回生も混ざって、最近は3階工房が賑やかです☀︎

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木版画に挑む✹

2Q目がはじまり、夏の訪れを感じる毎日です!

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今日は3回生の3F工房木版画クラスの様子を
お伝えします☽
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2Qからは、佐藤木版画工房で刷り師をされている
平井先生が3回生を見てくださっています。
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工房で刷られた貴重な浮世絵版画にみんな釘づけです⋆⸝⋆
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また、バレンの張り替えのデモンストレーションも行いました✷
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竹皮を水にひたし、繊維をつぶし、
うまくバレンの形に竹皮をくるんでいきます。
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3回生が、張り替えにチャレンジしていました。
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はさみの柄の部分で繊維をつぶしています〜!
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自分で使っている道具の手入れができるように
なればよいですね☀
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大学院生の様子

今日は大学院生の様子をお伝えしますー!

版画コースには現在13名の大学院生が在籍しています。

学部3、4回生と同じ様に各ゼミに分かれますが、より専門的に技法を研究したり、論文を書いたり、展覧会をしたり、、

と大忙しです。

今日の木版工房では、

院一回生の杉本さんが制作していました。

近づいてみると、、

硯で墨をすっているところでした◯

この墨をインクとして木版画を刷るそうです。

同じ黒でも墨によってマットなもの、光沢のものがあるそうで、質感を使い分ける研究中だそうです。

左:版木                   右:手前が研究中の墨を用いた作品

どんな作品が出来上がってくるのか楽しみですねー!!

同じ頃大学院部屋では、

パソコンで調べものをしたり、論文を書いたりしている最中でした。

もうすぐ院2回生は修了審査中間プレゼンテーションがあります。

4回生と同じように卒業制作展(院生の場合は修了制作)に出品しますが、その前に審査会というものがあります。

4回生の場合は、版画コースの先生方の前で作品をプレゼンテーションしての審査会ですが、

大学院生は、+他のコースの先生方の前での発表、1人の持ち時間も長いので、とてもとても緊張感のある審査会になります。

中間プレゼンテーションはその審査会に向けてのリハーサルという感じでしょうか。

自分の発表に足りない部分を確認し、本番に向けてさらにつめていきます。院2の皆さん、がんばってくださいねー!!!

そして10月中旬から、大学院生のグループ展が始まります。この展覧会も大学院生の恒例行事のひとつとなっています。

日々、こんなふうに制作に勤しんでいる大学院生の作品をぜひぜひ見にいらしてくださいねー◯

詳しい情報はまた案内させて頂きますねー!

ゼミを覗いてみよう「木ゼミ」

版画コースでは、3回生から5つのゼミ(版種)に分かれ、より専門的な制作を進めます。

全員で同じ課題を進めていく1回生、2回生の授業とは違い、少人数で、週に何回か学生と教員が作品についてのディスカッションをしたり、様々な技法を学んだりします。

まず、木版ゼミの授業を覗いてみました


この日は、刷り方についての授業の日

左の版木を使ってのデモ。一番下のものは絵の具を置かずに刷ったもの。エンボスになります。(画像では、わかりずらいかもしれません)

一番上のものは、糊を置かずに刷る「ゴマ刷り」ゴマを撒いたように点々と絵の具が散ったような効果になります。

続いて「一文字ぼかし」浮世絵などで見られる効果です。

学生も早速挑戦!!

版木の上に絵の具を置き、刷毛でぼかしていきます。

版木の上に紙を伏せ、バレンで絵の具をしっかり紙に写し取ります。

成功◯◯

いろいろ技術を習得して、自分の制作に活かしてくださいねー

また、ゼミの様子お伝えしまーす!!

親しみのある

大学付近の桜並木が満開を迎え、気持ちのいい季節ですね〜

今年は何だか桜の開花から満開の期間が長いように思えて嬉しいです^^

昨日に引き続き、1回生の授業の様子。

次の課題は<単色木版画>

テーマは自画像

デッサンとは異なるイメージで制作しています。

「版画」といえば木版画がもっとも想像しやすいのではないでしょうか?

板に絵を描き、彫刻刀で彫ります。

彫り残した部分に絵具を付けて紙にうつしとる手法です。

彫った部分は白くなります。

彫り跡が分かりやすいように、最初にベニヤ板を染色しておきます。

今回の刷り工程では、

ローラーにインクをまきつけて、

版木にのせていきます。

バレンで摺る方法もありますが、

プレス機を使う事もできます。

できましたぁ!!!

ゼミを覗いてみようpart13 簡単?何でも手作りしよう!

簡単??何でも手作りしよう!パート4

今回は、木版画を摺るための 紙 を漉いてみました。

↑は新聞紙を裂いています。これを使って摺紙を作ります。

細かく裂いた新聞紙をミキサーで砕いています。


水を張ったバッドにミキサーにかけた新聞紙を入れよくかき混ぜます!

インクの色が入ってグレーのパルプの出来上がり!奇麗✦✦

こちらはコウゾ紙を砕いたものを、ビニールプールに入れてあります!

これを漉けば、コウゾ紙が出来上がります。

新聞紙をミキサーで砕いたものをスケタで漉いたもの。はがきサイズの紙が並びます。


こちらはコウゾを漉いたもの。色が違いますね!

大きなスケタで新聞紙を漉いた様子!

〜1週間後〜

板に張り、乾燥させた手作和紙!これにドーサと呼ばれるにじみ止めを引いて出来上がり。

上手に漉けました〜♬ (多少破けていますが・・・笑)味ですね〜

今回は簡単手作りということで木版画工房で紙漉を行いましたが、

精華大学版画コースには、立派な紙工房があります!!

おめでたい News!

2013年12月6日(金)から8日(日)までの三日間日図デザイン博物館で行われた

第12回全国公募拓展―「絵になる拓本」展

版画コースの学生も多数受賞、入選しました!

おめでとうございます!!

拓彩の部で受賞したのは版画コース生では5名!!

京都市長賞:3回生 川崎麻祐子

京都商工会議所会頭賞:4回生 杉本奈奈重

西陣織工業組合賞:4回生 河元 藍

NHK京都放送局長賞:3回生 藤本 眞奈

京都新聞社賞:4回生 張 諒太

- 授賞式の様子 -

3回生木版ゼミ生が表彰されています。

作品の前で記念撮影。みんなよい表情で写ってますね!

会場に来られていた牧野先生との記念撮影

みんなよく頑張りました!

これからも自分がよいと思う作品を ビシッ!と制作していこう!

後期終盤の授業スケジュール突入!

カレンダーも残すところ1枚となりました

今年も早いですね

版画コースの授業でも後期の授業課題が進んでおります

今日は2回生の必修授業の様子をお届けします

様々なコトが学べるのが精華大学版画コースの自慢!ですが

2回生の今の時期、課題は本当に忙しくなります

まずは

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木口木版画

アメリカからやってきた平圧プレス

ワシントンプレス かなりの年代物です

担当の二階先生と一緒に刷ります とても重そうですね

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✎紙造形の授業

まずは伝統的な和紙漉きから学びます

授業の後半には立体作品や、自分で選んだ素材を使用した紙造形を制作します

寒い時期がいい紙を漉けるとのことです みなさんがんばってくださいね

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✎木版画アドバンス

1回生の時に水性凸版の授業で基礎を学び、2回生では

凹版刷りニスやジェッソでマテリアルを使った表現技法を学びます

ゼミを覗いてみようpart11 

3回生木版ゼミ 簡単なんでも手作りしよう!パート3?


今日は木版画に使用する湿し用シートをつくりました。

湿し用シートとは、湿した紙を乾燥から防ぐための道具!

木版画だけではなく、銅版画やリトグラフでも使用することがあります

少し厚めのクロステーブル用シート。その上にあるのは家庭用透明ゴミ袋を利用した湿し用シート。

みんなでテーブルシートをカットしています。

カットしたシートの端に、丸い筒を取り付けます。

ジャーン!出来上がり! これを人数分作っていきます。

自分のサインを入れて・・・

上手に出来ました〜♬

また一つ自分だけの道具が出来た木版3回生。さらに制作がんばろう!

彩りゆたか

一段と冷え込んできましたが、木々の色づきが美しい精華大学です。

今日は、山々の彩りに負けない彩り豊かな授業の様子をお届けします

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1回生木版画基礎の続編 多色刷り です

前回の単色刷りの様子はこちら☞ http://www.seikahanga.com/blog/?p=8974

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木版画基礎をご担当いただく川端千絵先生による多色刷りのデモンストレーション

つけ合わせぼかし 一文字ぼかし 当てなしぼかし

と ぼかしにも様々な種類があります

色を重ねることで、版の数よりも色数の多い表現ができます

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少ない版でより多くの色が表現できるように版の重なりを考えて版木を彫ります

色の構成計画をしっかりと!

鮭!

同じ版木でも小さい刷毛で部分的に色を置くことができます

左がドローイング 右が摺ったもの

思い通りに摺り上がったかな?

色が入ることで黒い主版も引き立ちます!

こんな蛍光色も摺れるんです!

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ところで、木版画の時に「する」という漢字を

摺る」と書いていることに気が付きましたか?

バレンで手を使ってする時は、手へんの 摺ると書きます ☝

プレス機などでする時は、刷ると書きます ☝

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