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自己紹介

京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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『写真』カテゴリーの投稿一覧

撮る☆*

今日は ❅ 冬至 ❅
「ゆず湯」に入り、「冬至かぼちゃ」を食べる風習が日本にはありますよね。
厳しい寒さの中でも風邪を引かず、健康に暮らせるように、
更に‘ん’のつく食べ物で「運」が呼びこめるともいわれてるそうです★


この道具は何でしょう?

右:露光計(写真などの撮影で光の量を測定し、設定すべき露出値を割り出すための機械)
左:カラーバーチャートグレースケールチャート (撮影した作品の色味と濃淡を再現するための道具)

何に使うかと言えば、そう、
✯写真撮影です✯

2回生の学年最後の課題
ポートフォリオ作成です⚑
1,2年生で作って来た作品を撮影して、
それぞれのキャプションをつけて、略歴なども入れ、一冊の作品集を作るというもの。
✰✰コレがあれば就活に作家活動に、お役立ちアイテムとなるのです✰✰

そのためこの授業では
スタジオにて撮影道具を一式セッティングします。
カメラライト(蛍光灯)と、それを取り付けるスタンドカメラを固定する三脚がいります。
作品を壁に貼って、写すのですが、
この4つの位置関係がとっても重要
位置が合ってないと写真の出来栄えがゼンゼン変わってきます。


露出計で、作品に当ってる光の量を測ります

特に大きい作品は四隅の光の量が均一かどうか確認します☝
デジタル一眼レフカメラを使ってマニュアルモードで撮影☆
マニュアルモード:撮影時に自分でカメラの感度、絞りやシャッタースピード、時にはピントを合わせてシャッターをきる(押す)こと。
でも、初心者にはこのすべてを設定するのは難しいですよね。
そこで、ISO感度(光費反応するスピードや画質に反応する値)は今回は100位。
値が低いほど、画質がきれい。でも反応する時間はかかります。
ISO感度を設定して露出計で測り、
そこに出てきたシャッタースピードと絞りの数値をみて、その2つがちょうど良い数値になるよう調整。カメラをそれらの数値にあわせる。

暗い中での・・・

今日は雨、寒雨ですね☂☂

2回生・写真基礎
フィルム現像ができたら次はコンタクトプリント✩
まずはフィルムをフィルムファイル に入るサイズに切る✂(元々は長ーいものです)

ここまでは明るい部屋で行います。
そしていよいよ暗室(光を完全に遮断して完全暗黒にできる作業室。現像室とも言います。)に入ります。

引き伸し機(写真フィルムの像を拡大・投影して印画紙(感光材料が塗られた紙)に像を焼き付ける機械)
この引き伸し機にも撮影用レンズと同じようなレンズを取り付け、絞り(光が通る穴の大きさ、光の量を調整する)を調節して使います。
さらに拡大させる為にレンズの高さも調整できます。

この台の上に印画紙を置き、フィルムをファイルから出して、並べ、ガラスを上に置く。
写真フィルムを印画紙に密着させた状態で光を当てると、
フィルムを原寸プリントできます。
露光時間はテストをした方が良いですが、レンズの絞り8(絞りには数値があります)で15秒くらいです。

光を当てた後は現像➙停止➙定着の順に薬品につけて処理します。
プリント用の薬品を使います。
⬆⬆暗い部屋でカメラを手で持って撮影してる為ボケボケです。
(光の量が少ないので、長い間シャッターが開いたままになる為、画像がブレて撮影されてしまいます(手ブレ))

これがコンタクトプリント
通称;べた焼きとも言う。

次はそれを見て「コレだ!」と思うフィルムの画像を印画紙に拡大して焼き付け。
この工程引き伸しと言います。

選んだフィルムの画像を引き伸ばし機のフィルムキャリアにセットして
下には印画紙をセットして、露光(光を当てる)。
画像が印画紙に投影されます。
露光時間はテストがもちろん必要です。
露光時間を計る<露光タイマーという機械があります。10

▲慣れが必要▼

♢2回生・写真基礎
アナログの一眼レフカメラ使い方と撮影、現像方法を学びます。

モノクロ35mmフィルム撮影→現像→コンタクトプリント(フィルムを印画紙に密着させて原寸プリントしたもの)
→引き伸し→写真集制作という流れです。

彼女達は何をしてるかというと。。。
撮影したフィルムをカメラから取り出すと、フィルム容器(パトローネ)にフィルムが巻き取られてる状態なので、
フィルムピッカー(よくベロ出しと呼んでます)でフィルムを引き出します
最初は難しく何度も挑戦しないフィルムが出てきてくれないのですが、慣れる一度で出てきます!
↑初めてなので苦戦♦♦♦

フィルム現像には、フィルムを現像するための専用の金属容器がいります。
タンクリール○(‘08 8/21のブログがわかりやすいです)
撮影済のフィルムをリールに巻き付け、それをタンクに入れる

この作業はフィルムに光が当たってしまうとせっかく撮影した写真が飛んでしまうので、
真っ暗でないといけませんっ!
そこでダークバックという黒い袋があって、
袋にフィルム・タンク・リ−ル・ハサミをいれ
その中に手を入れて作業します。
完全に真っ暗な部屋でももちろんいいのですが、
手軽なのでこちらを良く使ってます。

みんな一斉にしてますね〜
触感を頼り行います。
これも慣れないとちょっと難しい♦♦♦
ちゃんとできてるか不安♦♦♦でも何だか楽しそうです♢♢♢

彼女は一番乗り?でできたらしく、
片付けをして友達のサポートをしてました◎◎◎

その後タンクの外側の小さな蓋から現像液→停止液→定着液と順番に入れていきます
↑できあがったフィルムをチェック☆
ドキドキ・ワクワクの瞬間
この後、乾燥(機械を使う)したらフィルム現像完了です!
●この授業は選択科目です。クラスがほぼ半分に分かれて受講するようになっていて、
その為、前期にも似た感じでご紹介してます<5/7,7/13etc.>。合わせてご覧頂くとわかりやすかと思います●

快晴☀ありがとう

◯AO入試2日目◯
写真
によるワークショップ形式入試を実施しました。

そこで35mmフィルムカメラのご紹介をします!

35mmフィルム:これはモノクロ写真専用のものです。

カメラ操作に関わる事をごく簡単に説明します◎

左手前からフィルム巻き取りレバー:フィルムのセット時、撮り終えた後の巻取時などで使用
シッタースピードダイヤル:ここでシャッター時間を調節
シャッターボタン:これを押してシャッターをきる
シャッターレバー:シャッターを切った後これを動かす
中央上,レンズ:効率よく光を集める。
写真レンズには絞りと焦点(ピント)調節機構が組み込まれてます
ピント(フォーカスともいう)を合わせたり、絞りを動かすにはダイヤルのように回して操作します。
絞り光の量を調節するもので、レンズを通る光りを穴の大きさで変えます。

中央がファインダー:イメージの構図を決めたりやピントを合わせる時に必要な覗き窓

後ろはパカッと開けられ、左にフィルムを装着させ、
中央の四角がイメージを焼きつける部分で、
シャッターをきるとココがパッと開いて光が入る
そして右側にフィルムを巻き取っていく

今やデジタルカメラが主流で、カメラも写真もとっても手軽な存在ですが、
機会があれば一度アナログカメラに触れてみて下さい。
素敵な写真を撮るには色んな事を自分自身で操作しなければいけないことに気付かれると思います。
また、デジタルはそれを一瞬でしてくれますから、
お持ちのカメラ機能をより活用すれば、もっとおもしろくなるかもしれません
☀本日は夏日より☀だったので野外にての撮影でお届けしました⦿

❖ 写真集 ❖

2回生、写真基礎:
これまでフィルム10本以上を撮影現像、そしてコンタクトプリント<7/13,5/7>をした後、

引き延ばしてプリントするシーンを選び、10枚の写真厳選
それらを一冊のポートフォリオに仕上げました★

合評会↑友人の作品&プレゼンに興味津々!

どんなことを思い撮影したか、
どういう目線で写真を選びとったか
、などなど
プレゼンテーションしました。

↑ポートフォリオ(作品集)なので、ファイル形式が多いですが、

これ↑は少し変形のファイル
写真の上にのってる薄い紙は作品保護合紙

中にはスケッチブックを使ったり、自分でスクラップブックのようなものを作ったり、ボックス形式に仕立ててあるものもありました。
写真はデジタルに慣れてる学生が多いと思いますが、
基礎となるモノクロフィルム写真をやってみるとデジタルでは感じない魅力にハマる学生もいるのでは?

暗室にて

フィルムカメラを使い、撮影、現像、引き伸し(プリント)をしてます。
今日は<5/7のブログ>の続編となります。

タンクに現像液を入れた後、時間を見ながらタンクをふり、現像します。
(停止液,定着液も時間は違いますが同じ要領で行います)
それが終わると、もう光に当っても大丈夫です!

薬品が残らないようによく水洗いします!

次はできあがったフィルムを乾燥。
で、それに必要なフィルム用クリップがあるのですが、

クリップを持ってポーズをキメてくれました!
↑↑二人ともいい表情してますね☀☀
所定のサイズにカットし、
コンタクトプリント(写真フィルムを印画紙に密着させて原寸プリントしたもの)
を作ります。


この中から、どれを大きく引き延ばすプリントにするか選びます。
選んだら、後は暗室での作業が殆どなので、なかなか画像でお伝えできず、残念です。

暗室の機会も合わせて何かの機会に紹介したいと思います!

出来上がったプリントを見て・・・
出来栄えを確認してる?
思うようにできたかな〜!?

最も原始的

カメラといえば、いまやコンパクトデジタルカメラもしくは携帯のカメラがポピュラーですが、
ハンガコースでは1回生時にピンホールカメラを学びます。
簡単な構造で、暗箱(中を黒く塗った箱)に針穴(ピンホールー光の通る箇所になる)を取り付け、
箱の中に印画紙(光に反応する紙)を入れ、数秒〜数分場合によっては長時間放置しておくと、
世界が写り込むというものです。
<因にもちろん、白黒写真ですし、撮っただけではネガポジ逆なので、後から反転をしないと皆さんが知ってる写真にはなりません。>
カメラ(箱)作りから画像の現像プリントをおこないます。

針穴の作り方

暗室での現像作業のレクチャーを受け、

現像液・停止液・定着液→水洗の順番に行います。
それぞれ水と薬品の比率が違うのでまちがえないよーにみんな、耳をダンボにして聞いてます!
メモも必須◎

コレ↓はなんでしょう?

暗室から外部屋に繋がっていて、水洗いした写真を外部屋でキャッチできます。
いざ!カメラ制作★☆

光がモレないよーに気を付けて!

あと、暗室といっても真っ暗ではさすがに作業できませんので
セーフティーライトというオレンジ色のライトをつけてます。
でも光の量が足りないので手持ちではこんな風にピンボケてしまいます。。。

いろんなカメラができてますね。

どんな写真が撮れてるのかな〜?

カメラと写真はまた後日紹介したいと思います!

最初は緊張

GW明けましたね!皆さん良き、長期休暇となりましたでしょうか!?

今日は2回生の写真技法基礎の授業の様子をご紹介します。
この授業では35mmフィルムカメラの撮影方法
フィルム現像、写真(プリント)現像の方法を学びます。
写真というとカラーのものを想像されると思いますが
この授業では基礎となるモノクロ写真を学びます。
カラー現像は施設や技術面でも高度な専門的な知識が必要となってきますので、ハンガコースでは上回生で特に専攻したい人が行います。でも、この施設があるのもなかなか珍しいのですよ★

フィルム現像で必要な薬品。現像液、停止液、定着液を作ります。

現像液、定着液は配分を間違えると上手くできなくなってしまうので特に慎重に!!!

よ〜く混ぜます!
その頃、暗室では・・・

何か黒い物に手を入れてますね
<ダークバック>といわれるものです。何をしてるのでしょう!?
この中は完全暗室状態で、◆真っ暗です◆
撮影してきたフィルムをこの中で開け、
フィルムをリールと呼ばれる器具に巻き付け、
タンクと呼ばれる入れ物(右↓)に入れる。という作業をしてます。

光の全くない部屋でもできますが、こちらの方が便利ですね。

↑フタがあって、こんな風に開きます。
フタを開けても構造上光は入らないようになってるのです。

ほんの少しでも光が入ってしまうとせっかく撮ってきた写真が台無しになってしまうので、現像が完了するまでは見る事ができません。
どうなってるかドキドキです☆★☆

☆私の身の回りを撮る☆

<デジタルコンパクトカメラを使って色々なパターン撮りをする>
蛍光灯・屋外・スポットライトなど
写真にとって重要なポイントである“光”を普段以上に意識する。慣れる。
というような事をふまえ、
まずカメラの操作方法設置方法を学びます。

カメラによって操作方法も違いますから個人的にも相談にのってもらいます!
△改めまして担当
北野 裕之先生(特任講師)
ゼミもありますし、各学年に担当の授業をお持ちです。なので学生との関わりがとっても多いのです。
この版画コースの大学院を修了されてます。専門は写真、映像、などなど。

とりあえずスタジオで撮ってみましょう!

電球に照らされての撮影▲

正面から見るとこんな感じ▲
***眩しぃ***

次回までにそれぞれがいくつも撮影してきます。

いろいろなカメラ

北野先生(特任講師)の写真技法の授業風景です。
3回生では2回生の時に習った写真の基礎知識を元にステップアップとなる授業を受けれます。
主にスタジオカメラの構造や様々なカメラの種類がある事を知ったり、
スタジオでの撮影方法について学びます。

デジタルコンパクトカメラが主流ですが、35mmフィルムカメラ、120フィルム(現代日本ではブローニーフィルムとも呼ぶ)、中型では6×4.5cm 判、6×6cm判、その他デジタル一眼レフカメラ等など、
ハンガコースではあらゆる撮影方法に対応できるよう、何種類ものカメラを持ってます★