『ポリマー版画』カテゴリーの投稿一覧
2022年2月8日(火) 12:52
武蔵篤彦先生 退職記念展のご案内
.
,.
2022 年3月にご退職を迎えられます武蔵篤彦先生の退職記念展が開催される事となりました。
版画専攻にご在籍されました 33 年間に精力的に制作なさって来られました作品 20 点が展示されます。
.
リトグラフ 、ポリマー凹版画、コラグラフ、ペーパーワーク、油彩など多岐に渡る作品を通して、
これまでの作家としてのご活動や大学でのご研究を拝見できる貴重な機会となります。
.
ご多用のことと存じ上げますが、ご無理のない範囲で、是非ご高覧いただけますと幸いです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
.
大変残念ではありますが、感染症拡大防止のため、
会期中に武蔵先生がご在廊されることはございません。
ご了承下さいますようお願い致します。
.
それでは、寒さ厳しい上に、感染症の心配や不安はございますが、
どうかお体をお大事にお過ごし下さいませ。
.
.
.
京都精華大学 芸術学部 版画専攻
.
.
.
「武 蔵 篤 彦 展 1988 ‒ 2022」
2022年2月14日[月]-2月26日[土]
会 場 | 京都精華大学 サテライトスペース Demachi
〒606-8205 京都市左京区田中上柳町25-3 京阪出町柳ビル2階(叡山電車出町柳駅西側)
時 間 | 12:00 ‒ 19:00 (最終日は16 : 00まで) / 入場料無料
主 催 | 京都精華大学 学長室グループ Demachi活用プロジェクトチーム
https://gallery.kyoto-seika.ac.jp
アクセス : 【叡山電車】「出町柳」駅下車、改札西側横すぐ
【京阪】「出町柳」駅下車、徒歩 1 分
恐れ入りますが、周囲の卒業生の方々にご周知いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
.
.
.
2014年9月24日(水) 17:43
後期は写真ゼミを担当されている北野先生がドイツ・オランダに研修に行かれています!
とても寂しい版画コースですが、写真ゼミはその間、栗棟美里先生と、加納俊輔先生が指導してくださいます◯
お二人とも写真を使った作品を制作されている注目の若手作家の方々なので、学生にもまた違った刺激になるのではないでしょうか??
よろしくお願い致します!!
そして先日、北野先生いってらっしゃい会が開かれました!
写真ゼミ生や大学院生、教員が参加しました!
北野先生いってらっしゃい!!
♘
♘
♘
♘
♘
そしてそして、後期も新しい仲間がやってきました!
アメリカのバード大学からの留学生セレナさんです。
2年前から日本語を勉強しているそうで、日常会話程度なら完璧です◯
きょうは、武蔵先生にレクチャーを受けていました。
写真イメージを使った版
これから余分なインクを拭取ります。
刷り上がったもの
作業中も日本語の単語の意味や漢字をメモしている姿がとても印象的でした。
セレナさん半年間、日本で色々吸収して帰ってくださいねー!!
2013年7月30日(火) 21:25
こんばんは!
今日も蒸し暑い日でしたね〜
1回生の授業の様子をお届けします。
<コラージュ>
印刷物や様々な素材を切り貼り。
<サーフェース>
コラージュのどこか一部をフィルムに描き写す。
鉛筆で丁寧に。
こんな感じに〜
<ポリマー版画>
出来上がったものを原稿に感光性樹脂版(ポリマー版)に光で焼付ける。
左がポリマー版。右が原稿(フィルム)。
露光機で感光。
感光後、水で洗い流すと光の当らなかった部分(描画部分)が流れ落ちます。
デコボコができる訳です。
乾燥したら製版完了!
<刷工程>
版全面にインクを付けて、余分な所を拭取りま−す
そしてプレス機で刷ります!!!
できました!!!
武蔵先生にアドバイスを頂いてます。
色々刷り試してね〜
インクを部分的に塗り分けたり、ローラーを使って
多色刷もできます^^
2012年10月4日(木) 17:10
とある日の実験工房。。
4回生リトグラフゼミが行われていました。
リトグラフ担当の武蔵先生が手にしているもの
これは感光性樹脂板といいます。
この日のゼミでは、、ポリマー版画制作のため、
様々な会社が開発している感光性樹脂板の違いを研究していました!
感光性樹脂板とは…✍
光に反応する樹脂の板のことで、
光の作用で平版、凹版を作り、リトグラフやエッチングのような表現を得ることができます。
薬品を一切使わず、光と水だけで製版できるので環境にも身体にも優しい版画です。
ポリマー版画の版でお馴染みですね!
刷り上がりはこんな感じです!右奥の半透明なものが版です。
会社によって色も質感も様々…
写真だと少しわかりずらいですが、版によって得意な表現、不得意な表現があるようです。
日々研究… 各自の制作に繋げていってほしいですね!
あるの日のリトグラフゼミでした。
2012年7月12日(木) 22:01
昨日の続き
切って✄ 貼って✎ 写し取り ☞☞☞
半透明なフィルムの上に描き写し取られたコラージュからのイメージ
実はこれ、ポリマー版画の版をつくるためのものだったんです。
精華大学版画コースではお馴染みですが、
ポリマー版画 とは、
紫外線があたると硬化する という性質をもった感光性樹脂板で版をつくります。
つまり、光を当てることで版を作る「光の版画」
製版に化学薬品や腐蝕液などを一切使用しない為、身体にも環境にも優しい版画技法☝
教授の武蔵先生が中心となって技法開発をした新しい版画技法なんです!
まずは紫外線をあてる露光機へ
原稿となるフィルムと、ポリマー版をセットして光をあてる
決められた時間 光を当てたら水洗い
刷毛を使ってクルクルっと
さあ、しっかりと版はできたかな?
光があたっていないところだけ(描写があるところだけ)凹んでいます。
インクをつめて、
プレス機で刷る!!
最後は画用紙がまっすぐになるように板に張って乾燥をさせます。
廊下には色とりどりの作品が元気いっぱいに広がってゆきました!
2011年6月10日(金) 22:44
オープンキャンパスに向けて…
スタンプ制作の準備の様子
アシスタント滝野さん指導のもと、実際にスタンプを作っています!
それぞれの版種ごとのデザイン!
新マシーン!!!
このマシーンでポリマー樹脂プレートに光をあて、スタンプ(版)を作ります。
小さいサイズなので、持ち運びも自由。今回のワークショップで大活躍してくれそうです。
本格的なスタンプが出来上がりました!
実際に押してみる!
なかなか良い押し心地
そして、今回は、、
出来上がったスタンプでシーリングの体験もできるんです!
いよいよ 明日からオープンキャンパス。
皆さまのお越しをお待ちしております!
2009年8月20日(木) 19:10
○AO入試3日目○
ポリマー版画を行いました。
本日もポリマー版画で使用する材料・機材と技法説明を交えつつご紹介をします▲▲
ポリマー版画とは、版は感光性樹脂板で、紫外線をあてると硬化する特徴をもっています。
イメージは描画フィルム(ダイヤマットなど)に描いたり、直接ものを置いて焼付けることも可能です。
原稿となる↑描画フィルムは半透明で少しザラッとしてます。
そのため、光を通さない黒の絵の具やダーマトグラフ、濃いめの鉛筆、マジック等が使えカッターで描いた所を削ることもできます◎
大学では露光機↑を使って感光させますが、太陽でも大丈夫です●
イメージのフィルムを感光後、
コンタクトスクリーンという特殊なドットで構成されてるスクリーントーンを感光させ、描画の細かな表情が出るようにする。
その後、ハケなどで水洗いをすると、
光の当らなかった部分が水で流れ版面がデコボコしてきます。
スポンジで水切りした後、
熱乾燥機に入れて10分ほど
乾燥させ、
もう一度、版を
硬化させるため光を当てれば
製版が◉完成◉次は
刷り基本は
銅版の刷り方法と同じです。
インクも
銅版画用インクを使い(奥の缶とチューブ)
インクを版面にゴムベラ(左の黒い四角)等でのせ、
寒冷紗(硬いメッシュ上のガーゼ<インクの下>)で余分なインクを取除き、
ロール紙等
(薄手の白い紙)でさらに拭取る。左の
オレンジ色の板がポリマーの
版。手前右:
水張りテープそして
エッチング用プレス機↑を使います。
プレス機に
プレートをのせ
紙をのせ、
フェルトを置き、機械を回し、
強い圧力で刷上げます⦿⦿⦿
紙も
エッチングに適したもの(ハーネミューレなど)を使用することが多く、
刷る前には水で湿らしておく。
できた作品はボードに水張りテープで貼付け乾燥。
ピンッと張ったら作品を切取って★完成★
見た目は銅版とよく似ていますが銅版よりも
簡単でスピーディーに凹版・凸版を作ることができます⦿
また、腐食を行わないので環境や人にやさしい版画技法です☆☆☆
2009年7月1日(水) 16:17
ここで、ポリマー授業の3回生の作品をお披露目したいと思いますっ!
写真製版をしたり、
手描きによる表現をしたり、
物を貼付けた表現を加えたり、
様々な方法で版ができるというポリマー版画の特性を活かし、
色んなタイプの作品がでてきました◯
(衣川先生(担当教員)コメント)
ポリマー版画の授業では、描画材料によるマチエールサンプル制作、小作品制作(手描きのドローイング作品、多版刷り、写真製版)などを通し、ポリマー版画の特徴である幅広い表現技法をひととおり勉強しました。
最終作品制作では、個々の制作コンセプトをチェックした上で、それらの表現技法を用いて、独自の世界観が広がるよう制作に励みました。
講評会では各学生自身が作品のコンセプトなどをプレゼンテーションし、教員と学生とディスカッションをしながら、作品の講評を行いました。
作品を言語化することが苦手な人も多かったかもしれませんが、作者の言葉をもとに作品をみることで、より深く作品を鑑賞することができました。
学生たちの作品にこれからの可能性を十分に感じ、面白く拝見させて頂きました。
今回の制作を通し、学んだことをこれからの作品制作にも活かして頂ければと思います。