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京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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『コラグラフ』カテゴリーの投稿一覧

武蔵篤彦先生 退職記念展のご案内

武蔵篤彦先生 退職記念展のご案内

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2022 年3月にご退職を迎えられます武蔵篤彦先生の退職記念展が開催される事となりました。
版画専攻にご在籍されました 33 年間に精力的に制作なさって来られました作品 20 点が展示されます。

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リトグラフ 、ポリマー凹版画、コラグラフ、ペーパーワーク、油彩など多岐に渡る作品を通して、
これまでの作家としてのご活動や大学でのご研究を拝見できる貴重な機会となります。

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ご多用のことと存じ上げますが、ご無理のない範囲で、是非ご高覧いただけますと幸いです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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大変残念ではありますが、感染症拡大防止のため、

会期中に武蔵先生がご在廊されることはございません。

ご了承下さいますようお願い致します。

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それでは、寒さ厳しい上に、感染症の心配や不安はございますが、

どうかお体をお大事にお過ごし下さいませ。

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京都精華大学 芸術学部 版画専攻

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「武 蔵 篤 彦 展 1988 ‒ 2022」

2022年2月14日[月]-2月26日[土]

会 場  |  京都精華大学 サテライトスペース Demachi

〒606-8205 京都市左京区田中上柳町25-3 京阪出町柳ビル2階(叡山電車出町柳駅西側)

時 間 | 12:00 ‒ 19:00 (最終日は16 : 00まで) / 入場料無料

主 催 | 京都精華大学 学長室グループ Demachi活用プロジェクトチーム
https://gallery.kyoto-seika.ac.jp
アクセス : 【叡山電車】「出町柳」駅下車、改札西側横すぐ
【京阪】「出町柳」駅下車、徒歩 1 分

恐れ入りますが、周囲の卒業生の方々にご周知いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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切って、貼って、詰めて、刷る

一気に寒くなってきましたね〜

風邪には気を付けて下さいませ。

1回生、授業はすっかり終ってしまいましたが、

<コラグラフ>の様子

コラグラフは版材を自由な形に成形したり、色々な素材を貼り付けたり、塗ったりして作る版にインクを付けて刷る版画で、

版は同じでも刷るたびに色を変えたり、カタチを変えたり、することができるので、版画ですが、1枚ずつ違う表情の物が生み出せます。

今回の授業ではオフセットで一度使用されたアルミ版を用いて、版を作りました。

アルミに限らず、板や紙、プラスティックなども版材として使えます

版にニードルで直接描画したり、

ジェッソや、モデリングペースト、などでテクスチャーをつけたり、

布、ひもなども版になります。

考え方次第で様々な版をつくれます!

版を構成して、インクを付けたら、刷り。

熊谷先生にサポートして頂いてますね〜

上手く刷れたみたい^^

コラグラフの授業はドライポイントを平行して制作しつつ、

後半はドライポイントやコラグラフにドローイングも加えて、ブックアートの制作も行いました!

<合評会>

イモリが主役                   コラグラフはクジラ、広げているのは太陽系

ドライポイント、何パターンも刷ってました。    工具箱!

魚で四季を現しました。              ゴミをモチーフにコラグラフ。そして本にまとめる。

この授業では、廃材を使う等の環境面にも意識を向けたり、

一つの技法から別の形へ展開していくことにも試行錯誤し制作しました。

合評と展示

♻本日はリサイクルの日<10が一回り、20が二回りということの語呂合わせ>だそうです♻
  
リサイクルと言えば、
版画コースでも、‘エコ’を考え
✤使用済み物品を使った版画をしています✤

  
それが✱コラグラフ✱
「コラージュ」(貼り絵)する版画というような意味で、
版材となる材料に色んな素材を張り付けたり、ニスやジェッソを塗ったりして版面に凹凸をつくり、
それを刷る版画。凹版部/凸版部、それぞれにインクをつけて刷ることができる。
また、一度刷ると、同じものを刷る事が難しいのでモノプリントに分類されるでしょう。
    
1回生の授業では、
主な版材をオフセット印刷で使用済となったアルミプレートとして、
それを自由な形にハサミ、カッターで切り抜き、版を作り、複数のパーツを組合せて画面構成を試みました。

 
昨日今日はその合評会
  
個人合評の様子

✴ドライポイント、コラグラフ、沢山の作品を作りました✴
  

クラスメートの合評を聞く。
そして、 
自分の番を待つ。
   

この中の✶イチ押し✶を展示します。
      
    
グループ制作合評の様子

“Reborn”
   


“干支+αをモチーフにしたキャラクターによる絵本”


“飛出す絵本”


個人より、和やかな感じで行われてました☺  

   

展示


今日から10/27迄 対峰館2F T-205付近に展示しています。
✤皆さん、ゼヒ観てください✤

10人よれば

今日はボリューミーに1回生/コラグラフをご紹介しますよ〜!
個々の制作に加えて10人程でグループ制作にも取り組んでます。
   
<チームB>

“飛出す絵本”
みんなが知ってる色んな‘お話’の詰め合わせ。
1ページ毎に担当を分けて制作。

飛出す絵本は初めてなコが多く、
〷 最初は四苦八苦 〷
  
がんばれ〜⚑
   

口からお皿が出てくる仕組み
ちょっとカタチになりつつある。
     

パーツに合わせたコラグラフ
✦✧色が入るとわくわくしてきます✧✦
   

合体させていかねばっ!!


おぉっ!
✬白クマだ✬
かわいい^^
いつの間にか大きなものもできてたのですね。
でも、本に入る時はどうなるの?楽しみ〜♪  

<チームC>

“干支+αをモチーフにしたキャラクターによる絵本”
それぞれが干支仮面を作る➩
それを冠り、ストーリーに沿ったポーズで撮影➩

   

撮影したキャクターをパソコンで編集➩プリントアウト
   

上手くいってるか心配そうにプリンターを覗き込む。
  
この後、
キレイにプリントされて喜んでました^^
      

各ページコラグラフが刷られ、キャラクターも配置★☆
1枚づつ繋いで本に✩★   
   

ケースも可愛く立派に!   
   

<チームA>

家で使わなくなったものをコラグラフを加えて
“Reborn”
   

ex.こんな風に着なくなったTシャツにプリント
   

コラグラフ&刺繍
えらく考え込んでそうな感じ。。。
どうしたの?
   

で、このレシートの山は何!?!?!?

  

❋合評は明後日、水曜日❋

版を組み合わせる

こんばんは★
先週、✧ノーベル化学賞✧に、有機化合物の革新的な合成法を開発した北海道大の鈴木章名誉教授(80)米パデュー大の根岸英一特別教授(75)、米デラウェア大のリチャード・ヘック名誉教授(79)の3氏に授与されましたね✦
皆さんおめでとうございます!
残念ながら専門的な事は全く分かりません。。。
でも、この開発により医薬品、化学繊維、液晶などの材料の人工合成を可能にしたそうです。
鈴木さん、根岸さんはもちろんのこと、これには多くの日本人研究者が活躍してらっしゃるそうです!!
スゴイですよね★
   
   
今日は1回生/コラグラフの続編<9/27>
  

作れた版にインクをのせ、余分なインクを拭取る。
まずは寒冷紗。
次に薄紙。
 

いくつもの版に、たくさんの色をのせるため
インク台は、色で溢れてます
  

ローラーでのせるだけでも(拭取らない版があっても)OK✫
  
次に構成

せっかくのせたインクを指で取ってしまわないよーに
 

鳥がいるようにも見える
  
具体的なカタチがあるもの。
抽象的なもの。
いろいろ

  

出番待ちの版
  
   
   
プレス機で圧力を掛けて刷りまっす!

おぉ!
刷れたぁ✭
  

なかなかキレイな色がでた
  

♣さっき、構成してた版の刷り上がり♣
   
1週間後は✙合評会✙
1回生達、ガンバッテます!

✄金属を切る✄

1回生/コラグラフ
  

いい顔◎
楽しそうにしてるでしょ^^

 
何をしてるかというと

銅板をイメージサイズに切断しているのです✄✄✄
 
金属カット専用の機械を使います。
とっても便利なのですが、
危険な道具でもあるので⚡気を付けましょう⚡  
 

切る位置は熊谷先生がセット&チェックして下さるので✤安心ですね✤
  
できたら 

〝プレートマーク〟を作ります。
銅版を刷った時にできる銅版画作品独特のイメージまわりにできるヘコミのこと。
印刷の際にプレス機のローラーに版がスムーズに入ること、
強い圧力により紙やフェルトが傷つけ防止のため、
版の端(切断面)に傾斜を付ける。製版前、金やすりで端から一定の幅を斜めに削る。
その後、バニッシャーで丁寧に磨いてピカピカに仕上げます。
プレートマークの幅は3mm、傾斜45度程度にする場合が多い。

   
この銅板はドライポイント制作用です。
 
それと並行して
コラグラフの版作りもしています✳

使用済のオフセット・アルミプレートを主に使います。
✶エコロジー✶

   

プレートを好きなカタチに切り、
叩いて色々な凸凹をつけたり、
   

糊やジェッソなどでテクスチャーをつけたりします✷

✽ My needle ✽

昨日は【敬老の日】でしたね。
人生の先輩方には、いつもたくさんの事を教えられます。
✼ありがとうございます✼
これからもよろしくお願いします!

1回生/コラグラフ
まずは✱道具作り✱

描画ツールとして、
木に溝を彫り、
釘を入れ、


糸で、固定
グルグルグル

でもまだ
完成ではありません


釘のままでは先が太過ぎます。
 
先を磨きますっ☆


手動グラインダー

✶・できたぁ・✶
  

  
それぞれコレで描画紙、コラグラフ制作を行います。

✶受験 2日目✶

AO入試 1期  ワークショップ2つ目
木版画:《木版コラグラフ》を行いました。
コラグラフとは
✷コラージュするように作る版画✷

コラージュ:台紙に表したいものを様々な素材を切ったり、ちぎったりし、貼り重ねてつくる。
木版コラグラフの場合は土台に板を利用し、彫りを加えたり、
色々な素材を張り付けたり、版材にニスやジェッソを付けたりして凹凸をつくり、
その凹凸にインクをつけて刷ることができる。

版を作る時も工夫次第で何でも取り入れる事が可能

刷る時もインクの種類や、インクを付ける方法も筆でもスポンジでも、色んなものが使えます❃
 
☝左側;ダンボール、寒冷紗 (紙、ヒモ、レースなど版材は何でもOK!)
左奥;タンポ (刷る時に使える。スポンジ、筆なども)
右手前;彫刻刀各種 (木版ならでは、彫りの調子が作れる)
右奥;はさみ、ボンド、糊 (素材を切ったり、貼ったりする際に使う。ボンド,ジェッソ,ニスはマチエールになるので色々使える)
 
この技法は一度刷ると2度と同じものを刷る事ができないも特徴の一つので、
モノプリント<モノタイプ>に分類される。
モノタイプとは
版に直接インクや絵具などを用いて描画し、その上に紙をのせて圧力をかけ、イメージを紙へと転写する版画技法。
モノタイプの「モノ」はギリシャ語のMONOS(モノス)から由来していて、「ただ一つの」という意味を持つ。

    
 
 
▼作品例▼

栗本佳典

 
黒木美希
木版画・コピーによる和紙のコラージュ
 

安田 彩
コラグラフ